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2007年3月18日 (日)

映画「シティ・コネクション」

シティ・コネクション

2005年ロシア
監督:オレーク ステプチェンコ
キャスト:
ヴェルシニン…アレクセイ・クラフチェンコ
スヴォロフツェフ…アレクセイ・ペトルヒン
ベルジャエフ…アレクサンドル・カルポフ
ソース…アレクサンドル・ヤコヴレフ
ヴェルシニンの妻…ヴィクトリヤ・トルストガノワ

 原題は訳しにくいが「男の季節~ビロード革命~」とでもなるか。英語の題名は副題からとって「Velvet Revolution」となっている。
 色気がないと言えば全然ない、犯罪アクション映画。
 カーチェイスといっても、ドライバーの超絶テクで観客を冷や冷やどきどきさせるという感じではなく、とにかく力業で車をじゃんじゃんぶっつけ、放り投げ、爆破する(笑)。
 繊細さとはほど遠く大味な気はするが、その辺がロシアらしいと言えばロシアらしい。まー、思い切りやってくれるのでその点は爽快だ。

 ヴェルシニンは麻薬捜査官だが、妻が重度の麻薬中毒患者で、娘にも「あんたの妻」とか言われるほど家族はバラバラだ。(でも、結構この奥さんが一番「漢(おとこ)」だったりして。)
 ヴェルシニンがまたダメ刑事で、妻の治療費を払う金もない。テレビ放映中のアメフト試合中に捜査の大失態を演じ、執務室をいかにもキャリアという感じのスヴォロフツェフに明け渡す羽目になってしまう。しかも、そのスヴォロフツェフに金を無心するダメっぷり。
 でも、不器用な男なので、他のお利口な人たちのように麻薬組織とよろしくやっていくことができずに、真っ向からやり合って、徹底的にマークされるほどに嫌われているのだった…。

Linew_2

 それにしても、「実直な警察官」っていうのは、映画とはいえかの国ではよほどリアリティがないのか、この映画に限らず、ロシアの犯罪アクション物に出てきたのを見たことないな(笑)。



関連作品:
アレクセイ・クラフチェンコが出ている他の映画→
炎628
東部戦線1944
ロシア特殊部隊スペツナズ
ヴィクトリヤ・トルストガノワが出ている他の映画→
レッド・スナイパー 独ソ最終決戦
レッド・ガントレット

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