映画「男たちの挽歌II」
1987年香港
監督:ジョン・ウー(呉宇森)
キャスト:
ロン…ディーン・セキ(石天)
ホー…ティ・ロン(狄龍)
キット…レスリー・チャン(張國榮)
ケン…チョウ・ユンファ(周潤發)
前作「男たちの挽歌」で壮絶な最期を遂げたマークには双子の弟がいた! しかもニューヨークに!! しかもしかも英語ぺらぺら!!!という、それはねーだろーという設定でチョウ・ユンファが登場。
でも、リアリティがどうこういう映画ではないので、気にするな!(爆)
DVDのオマケ映像に「男たちの挽歌」シリーズの主人公たちの不死身ぶりを「科学的に」解明するテレビの特集と思われるものが付いているが、たぶんそんなこと誰も気にしていないっすよ(そうか?)。
まぁ、どっちにしろ「男たちの挽歌II」の主人公はディーン・セキなので、ティ・ロンもユンファもすっかり引き立て役である(なんでや~。ティ・ロンをもっと全面に出せ~!←一ファンの叫び)。
服役中のホーは、かつて世話になったロンがいまだに偽札作りに関わっていると疑う警察によって、潜入捜査をしてくれないかと持ちかけられるが、信義にもとることはできないといったんは断る。しかし、弟のキットが既に潜入を試みている事をキットの妻ジャッキーから知り、自ら志願して引き受けることにする。
ロン自身は足を洗っているものの、彼の会社を乗っ取ろうとする部下のコーにはめられ、殺人犯に仕立て上げられてしまう。実際の実行犯はサングラスをかけた実直そうな?殺し屋だ。
ロンはコーにはめられたことに気づいていないので、密航してニューヨークに逃げてからも、
「娘をよこしてくれ。」
とニューヨークでの居所を教えてしまう。実は、娘のペギーは、コーによって既に殺されているのに、だ。
そういうわけで、組織の手が身辺にまで伸び、恩人までもが目の前で殺されてロンは廃人同然になってしまう。施設に収容され、拘束服を着せられたりベッドに縛り付けられたり、動物以下の扱いを受けているところを、ケンが見つけて連れ出す。
一方、同じ組織に二人が潜入していれば、まずいことになるのは目に見えている。組織を信用させるために、ホーは愛する弟を撃たなければならない羽目になってしまう。
さて、ニューヨークのどこに隠れても組織からは逃れることはできない。ロンを守って必死に戦うケンを見ているうちに、ふとした弾みに正気に戻るロン。
WTCのツインタワーを望み見、香港に戻って組織に立ち向かう事を誓う二人であった。
みどころは幾つかあるが、絶対火薬の量を間違えているにちがいない爆破シーン。
ケンの店が吹っ飛ばされる所なんかも、外歩いてる役者、マジでびくぅ、となってる。いやー、身体をはった演技は真に迫ってるな~(つーか、演技じゃないような)。
コーのアジトに突入する際も、手榴弾を投げ込んだケンが思わず銃を放り出して逃げだし、
「爆薬の入れすぎかな?」
って、思いっきりケンじゃなくてユンファの素になってないか? やっぱり、バクハツは爆薬だ!(意味不明)
いやー、死人が出ずによかったよかった…って、香港映画だけに死人の一人や二人出てもやりそうな所がおそろしい。
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