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2007年5月26日 (土)

シリーズ「絲綢之路 14 カシュガル」

カシュガール/エイティガール寺院/香妃の墓 [絲綢之路シルクロード9]

中国
企画制作:浙江長城映視有限公司

 「シルクロード」とは何なのかよくわからないままではイカンと思い、ホータンのことをちょっと調べる必要が出てきたので、この機会に少しは勉強しようと思って借りてみた。

 なかなか素材感溢れるおもしろい映像だった。
 中国の会社が作って韓国でプレスしてるって感じが良く出ている(どーゆー感じよ?)。

 最初にチャプタリストが出、その中に「モハメッド カシュガリの墓」があった。ちょうど読んでた論文にマフムード=アルカーシュガリーについての話が出ていたので、おっ、タイムリー♪と思って押すと…。

 「カシュ東のバザー」が再生された(爆)。

 でもまぁ、「カシュ東のバザー」を押すと「モハメッド カシュガリの墓」が再生されたのでまぁ、いいっしょ(笑)。
 しかも、「カシュガル1」「カシュガル2」はこの前の巻『絲綢之路 13 タクラマカン砂漠』に入っていて、カシュガル関係の映像がぶった切れている。大陸的おおらかさがあますところなく演出されていて何とも心憎い(←褒めてます)。

 ナレーションは読み方は上手いのだがなにぶん単調なので、どうしても寝てしまう。たぶん、中国語の直訳なのだろう、中国のこの手の番組ってこういう事言ってるのか、とわかって結構おもしろかった(なら寝るな)。
 NHKのように、難しい漢字がキャプションで出たりする事など一切ないのも、親切すぎてお節介に感じられる日本の番組とは違うぜ、と異国情緒を感じられて趣深い。

 たとえば、「りくとく人」と盛んに言っているのは、間違いなく「粟特(ぞくとく=ソグド)人」のことだ。こういうの、中国語でもキャプション付いていたら、だいたい想像できるのだが。雲南で見たテレビには中国語でもちゃんと字幕付いてたのにさ~。簡体字は読みにくいとはいえ、クローズドキャプションくらい付ければ非漢民族には助かるんだけど。そういう配慮がないのも、「素材感」を醸し出してる。
 あと、突厥、突厥と連呼しているのが面はゆい。もちろん、阿史那氏のテュルクのことではなく、単に現代のトルコ系の人のこと言ってるだけなんだけれど。

 このシリーズ、全15巻なんだけど、たぶん、全部見たら疲れると思う。ツッコミどころ多すぎ(笑)。

 でもまぁ、所詮他人の撮った映像、入り用な所は映らなかったんだけれどね(爆)。

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