映画「らくだの涙」
2003年ドイツ
監督:ビャンバスレン・ダバー/ルイジ・ファロルニ
らくだはいつも口ぽかーん。下唇が下がっているのでぼけっとして見えるが、結構気性が荒いよね。あの柔らかそうな口でトゲのあるカラガナ(ハリガナ、映画の最初にも出てくる植物)なんかばりばり食うし、身体もでかいし、毛がもさもさだからひょっとしたらオオカミの牙なんか肌まで届かないのかも。「らくだ(ブグラ)」の名を持つハーンがいるのも頷ける。この映画ではそんなに凶暴な面は見られないけど(まぁ、優しい?母らくだが主人公だしね)気に入らないと、くっさい胃液吐きかけてくるし。そもそも息がクサイ(←失礼な…笑)。
ゴビの風景が何度見てもステキ。でも風はものすごいし、水の問題もあるから、軽い気持ちではなかなか行けない。でも住みたい(笑)。
本当に遠くまで見通せるから、足の速い草食動物にとっては割と安全なところなんだろう。だからこそ、らくだのようによく適応した動物がいるんだろうなぁ。いいなぁ、らくだ。
モンゴル語のテメーとかトルコ語のデヴェというのはらくだの鳴き声からきた名前なんだろうけど、映画の中ではそれ以外にも本当にいろいろな声で鳴いてる。
それにしても、いかに事前に調査していったにしても、最後に生まれたらくだが白くてしかも母親が育児拒否ってまるで作ったような話だが偶然の出来事だとは。動物園で飼われている動物だと子供を育てないってことは結構あるらしいけど、それにしても撮影に行ったとき起こるなんて、ねぇ。
ビャンバスレン・ダバー監督作品→「天空の草原のナンサ」
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