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2007年6月13日 (水)

【翻3-13】仏陀の娘

дочь Будды どーち ぶーっどぃ

 文字通りだと「仏陀の娘」。「…の娘」とか「…の子」で比喩的に「申し子」的な使い方もするだろうが、それでもせいぜい「ホトケの申し子」くらいにしか訳せないよな…。

 普通の本ではどうなってるかな?

『大方等無想大雲経』をもちだして、その中の浄光天女即位と、弥勒仏下生とを結びつけて、女帝出現の基礎理論を作った。(布目潮風・栗原益男『隋唐帝国』)

 うーん…。一言では言えなそうだなあ。
 Вочеловечение(う゛ぁちらう゛ぇーちぇにえ 受肉したもの、神が人の形を取ったもの)とかПришествие(ぷりしぇーすとう゛ぃえ 降臨)とか使えばもっと自然な言い回しになりそうな気もするが…。キリストにしか使えないとか何か制約があるのかなぁ?
 もっとも、そういうの使えば使うほど胡散臭さバクハツ(笑)。

【翻3-13】参考文献:
布目潮風・栗原益男著『隋唐帝国』講談社学術文庫
Zuitou
引用箇所は「第3章 則天武后-女帝の出現」p.127

唐について書かれたものがいろいろある中で、一番安いのを買ったつもり…小さいし(分厚いけど)。

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