【翻3-22】風の道
ветер う゛ぇーちる
風。屁という意味もあるが、ま、それも風には違いない。
と言うか、それ以外の意味はないよなぁ…。困ったなぁ…。
と、いうのも、この項の題、Дорога ветров (だろーが・う゛ぃとろーふ 風の道)というのだが、護雅夫著『古代トルコ民族史研究I』によると、これはWinding Road(遶路、曲がりくねった路)の誤訳だというのだ。
しかし、英語windにはそういう意味があってもロシア語ветерにはないから救いようがない。そのまま書いとくしかないなぁ。説明入れとかないとまずい気もするので面倒くさい。
さて、第1節はここまで。それで参考文献を並べてみたが思ったよりすかすかだ(笑)。
しらみつぶしにすると、きっともっとあるに違いない。
【3-1-1】 Alty chub soγdaq
白鳥庫吉「粟特國考」
白鳥庫吉著『西域史研究
下』岩波書店に収録
全集が何度か再版されているみたい。
著作権保護期間を過ぎているので全文スキャンして青空文庫にでもアップ?と一瞬思ったが、あまりにも長いので見ただけで挫折…(爆)。
まー、「粟特國考」を全文スキャンする心の余裕があるなら、当然、キョル=テギンのヤツを先にやるだろうな(笑)。
【3-1-2】 霊州襲撃
「薛懐義伝」
『旧唐書』巻183中華書局のだと四七四一
内田吟風訳注「漢書匈奴伝」
平凡社東洋文庫197『騎馬民族史1
』pp.110~111あたり。
【3-1-3】 キタイの反乱
田村実造訳注「新唐書契丹伝」
平凡社東洋文庫197『騎馬民族史1
』p.320~321。「旧唐書契丹伝」p.312~313も参照。
『中国歴史地図帳 隋・唐・五代十国時期』
中国地図出版社
【3-1-4】 六州問題
布目潮風・栗原益男著『隋唐帝国』
講談社学術文庫
【3-1-8】 六州のソグド
小野川秀美「河曲六州胡の沿革」
『東亜人文学報』第1巻第4号 昭和17年2月27日発行 京都帝国大学人文科学研究所
すごおく良くまとまってる。
もちろん古いので、今は「それは違う」という箇所もあるだろうけど、出典がいちいち書いてあるのでさかのぼって見に行きやすい。もう索引代わりってくらい。
これを読まずに六州胡が語れるか?!(笑)。
【3-1-10】 シルクロードのペリオイコイ
内藤みどり「突厥キョリ=チュル考」
内陸アジア史研究13
1998年3月 内陸アジア史学会
池田温「沙州図教略考」
『榎博士還暦記念東洋史論叢
』山川出版社 1975年11月
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