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2007年6月 3日 (日)

【翻3-3】冠詞と人民

《отдел народа》 あっぢぇーる・なろーだ

 отдел(あっぢぇーる)は「部分」。
 定冠詞、不定冠詞はロシア語にはないが(ってゆーか世界の大部分の言語には冠詞はないような…)、あった方がわかりやすいときもある。単数になっているので、英語で言えばaとかoneがついているつもりで訳してみた…自信はまるきりないけどね~(爆)。

 идти в народ(いっちー・う゛なろーと 人民の中へ)といったキーワードでロシア語のまま世界史の教科書にも出てるかと思われるナロードという語はなかなかクセ者。上の例の他にも突厥碑文中のテュルク語・ブドゥン(部民)がナロードと訳されている。民衆とかたみくさのことなんだろうが、いい加減に訳してたら、第3節で、似たようなロシア語люди(りゅーぢぃ 人々)やらテュルク語のulusと一緒に出てきて、思わず踊った。ち、違いが微妙じゃないっすか?(汗)。

 それにしても、社会主義関係でナロードを人民と訳すのはどこから来てるんだろ? 中国語かな? ともかく、ロシアねたでソ連崩壊後ナロードという語を「人民」とは訳さないように他の単語も社会主義臭く訳さないようになったから、ロシアからは急速に共産主義臭さが消えたかのように感じるが、もとのロシア語はそれほどは変わっていないんじゃないかな。ロシア人だってソ連時代とあんまり変わって見えないし。まー、さすがにтоварищ(たう゛ぁーりし 同志)って呼びかけはなくなったのかもしれないが…。

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