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2007年6月 5日 (火)

【翻3-5】胡瓜の王子さま

Капаган-каган かぱがん=かがーん

 突厥第二帝国の第二代カガン。今はКапган-каган(かぷがん=かがーん)と書く方が普通だろうが、原文のままにしておいた。
 では、キョル=テギンはКюль-тегин(きゅり=てぎーん)と書いてあるのに、キョル=テギンと直しているのはなぜか、と言われそうだ(笑)。

 …それは、やはり語感が悪いの一言に尽きる。以上。(←深く追求されたくないらしい)

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コメント

質問
>Капаган-каган かぱがん=かがーん
>Кюль-тегин きゅーり=てぎん

つまるところこれは、キリルに置き換えるときに、微妙に音が変わってしまったということですか?

投稿: 武藤 臼 | 2007年6月 6日 (水) 01時26分

武藤 臼さん、こんにちは。
部分的には、その通りです…が。
突厥文字自体に原因がある部分もあります。

>カプガン=カガン

突厥文字は母音がすべて書かれているわけではなく、このカガンの名前は、
kpγn kγn
と書かれているので、どのように母音を補って読むかは決まっていないのです。
「カガン」の部分はそう読むに以外にない訳ですが、「カプガン」の方は個人名なので、考え方によって変わってきます。今は「カプガン」と読む説が有力なのです。

>キョル=テギン

カタカナで「ョ」と書く部分の突厥文字は、o:(本当はoの上にてんてん)ともu:(本当はuの上にてんてん)とも読むからです。
この名前が「湖」を意味するという説が有力になったので、現代トルコ語の音に近く「キョル」と書くようになったのです。

…と、ここまでは突厥文字の問題。
むとさんご指摘のロシア語訛りの問題は、次のコメントで(笑)。

投稿: 雪豹 | 2007年6月 6日 (水) 20時43分

日本語の単語は必ず母音で終わります。文字も子音だけの文字がありません。
そこで、子音で終わる外国語の単語をカタカナ書きするときは最後の音を「ウ段」の文字で書くことが多いですよね。たぶんこれは英語の影響じゃないですかね。例えば、「Number 1!」と「欧米っぽく」強調して言う時、
「ナンバー わぬぬぬ!」
って言いますよね(笑)。
ところが子音で終わる単語は、ロシア人の耳には「イ段」で終わっているように聞こえるらしいのです。
具体的には、「イ段」の口がまえで声は出さない。
それを文字で表すと「ьミャーフキー・ズナーク、軟音記号」となるわけです。

おまけに、日本人の発音だと語末の「イ」は、ほとんど無声化してしまうので、ロシア人の耳には「и イー」ではなく「ь」に聞こえるとのこと。

ついでに、ロシア語は一つの単語に必ず一つの主アクセントがないと変な感じなので、その部分を日本語の引き音節記号「-」で表しときます。

そこでようやく、ロシア語で「кюль」とつづってあるものをかな書きすると、「きゅーり」となるわけです。

こんな感じです…たぶん。

投稿: 雪豹 | 2007年6月 6日 (水) 20時50分

母音字が無いというのは、ついつい忘れてしまいますね。
ルーン文字みたいでもしっかりアラム文字系なんですねえ。

子音止めがイに聞こえるというのは
・・・へーーー
という感じですね。
小さくウと言っておけば、子音に聞こえると思っているのは、決して共通ではないのか・・・むんぬ

投稿: 武藤 臼 | 2007年6月 6日 (水) 22時22分

>ルーン文字

ぱっと見の印象だけっすよね、似てるといっても。
母音の文字、全然無い訳じゃないんですけどね。

なんかね、突厥語の文法勉強したことないのに、こんな事言ってて大丈夫かー、という気がします(爆)。
日本語で(ここ重要)誰か解説書出してくれないかな~。

投稿: 雪豹 | 2007年6月 7日 (木) 00時26分

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