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2008年7月23日 (水)

映画「ストーン・カウンシル」

ストーン・カウンシル

2006年フランス
監督:ギョーム・ニクルー
キャスト:
ローラ…モニカ・ベルリッチ
リウ=サン…ニコラス・タウ
セルゲイ・マコフ…モーリッツ・ブライブトロイ
シビル…カトリーヌ・ドヌーヴ
カマル…ヨシ・オイダ

 モニカ・ベルリッチの全裸シーンが妙にいやらしいな。いかがわしい儀式じゃないはずなのに(笑)。身体を張った演技ってこのことか(笑)。そんなとこで張らんでもいいから、アクションシーンでもっと身体張ってよ。

 ひょっとして、ヨーロッパ人が考えるシャマンってこんななのかな。自分たちもクマやオオカミに変身できるくらい「森の人」なロシア人やドイツ人の考え方って、ヨーロッパでは特異なんだろうか。
 ファンタジーなんだからどんな設定でもいいだろ、とは思うが、それにしたって旧ソ連の超能力の軍事利用を持ち出すんならもう少し現実に近い設定にしないとあまりにも唐突な感じがするんだがなぁ。

 最初、呪術を操る者がそれぞれ自分の眷属みたいな動物を一種類ずつもってるのかと思い込んでた。それで、その動物がダメージを受けると本体も死んじゃう、みたいな。……それじゃまんま「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンドだよ! でもどうもそうじゃないみたいだ。たぶん、シャマン同士が魂レベルで戦う話が下敷きになっているんだろうが、その解釈が何か変というか、独自の解釈なんじゃないかなぁ? それでそもそもついて行けない。

 そう、最初にローラがリウ=サン(この名前の意味についても説明されてなかったなぁ)を養子にもらいに行くのがイルクーツクなんだよね。それでソ連の情報機関が関わっているのに何で最終的にモンゴルに向かう???
 そりゃあ、ソ連のあった時代はモンゴルは16番目の共和国とか言われてほとんど植民地だったわけだけど、そんなのみんな忘れてるでしょ。っていうか忘れる前にそもそも覚えてないとかだね。バイカル湖の南西にあるツァガイ湖(架空の湖であるが、位置的にはフブスグル湖)周辺に住むツェヴェンという特殊な民族が出てくるが、架空民族だったら舞台がモンゴルである必然性が全くないワケで。モンゴル系の民族にどうしてもしたかったらブリャートとかアガでも良くないか? 『集史』引っ張り出してきて、
「……この辺り(バルグジン=トクム)は古来呪術が盛んであったと、ペルシャの歴史書にも書かれている……」
とか説明してバルグジン河上流の山岳タイガに分け入っていく方がもっともらしくないか? なんか、いろいろとすべっちゃってるんだよなぁ……。原作ではリアリティがある程度まで描写や説明があるんだろうが。母の愛を描きたいのなら、ローラの母親が助けてくれるようなシーンを入れられる箇所もあるのに、なにも起きないで淡々と過ぎてしまうし。

 まぁ、モンゴルの風景はオボーの場所までいつか見たような感じですばらしかったけれどね。
 特にローラが空港から尾行してきた殺し屋から逃げ回るシーンってガンダン寺周辺のごちゃっとした界隈だよね? あの門前にゲルが集まってきて勝手に板塀で仕切ってできたっぽい感じはとても素敵だし、「自分もあの中で迷子になってさまよいたい」欲は満足した。

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