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2009年12月23日 (水)

映画「コマンドーR」

コマンドーR

2008年ロシア
監督:ミハイル・ポレチェンコフ
キャスト:
イヴァン…ミハイル・ポレチェンコフ
ジェーニャ…ヴァルヴァラ・ポレチェンコヴァ
アリヤ…アレクサンドラ・ウルスリャク
日本人…ミハイル・ヴォダウミ

 原題「Dデイ」。アーノルド・シュワルツェネッガーの「コマンドー」のリメイク、というふれこみだがパロディに近い。
 もちろん、爆破シーンの迫力はさすが。でも敵が弱すぎじゃないかなぁ。主人公が強すぎるって設定かな。監督=主演だしな(ジェーニャ役もひょっとして本当の娘? 笑)。元空挺部隊のイヴァンがザコどもをバッタバッタとなぎ倒す。

 体を張ったジョークなのでだいたい笑えるんだけど、日本人としては苦笑いをせざるを得ない場面が若干ある。
 日本人とははっきり言ってないが、旧日本軍の軍服を想定したと思われる詰め襟を着た貧弱な体のお兄さんがでてきたり(でも長髪なんだよなぁ…軍服着るなら五分刈りだろ)、北方領土らしい島に娘が監禁されてたり。イヴァンが飛行機から飛び降りるシーンがウラジオストク空港らしいので、北方領土で間違いないと思うが、そこ、ロシア人にとっても無法地帯じゃないだろ。

 北野武にプレステとか。ロシア人にとっての日本のイメージってこんななのかな…。悪意はなさそうだが、色々間違ってるような気がするな~。

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2009年12月21日 (月)

映画「ハイジャック181」

ハイジャック181 [DVD]

2008年ドイツ
キャスト:
シューマン機長…トーマス・クレッチマン
マフムード…サイード・ターマオウル
ウェーゲナー…ヘルベルト・クナウプ
ハンス=ユルゲン・ウィシネフスキー…ユルゲン・タラヒ
シュミット首相…クリスチアン・ベルケル

 1977年10月13日、ルフトハンザ航空181便がPLOの分派PFLPのマフムードを名乗るテロリストに乗っ取られた(モガディシュ事件)。マフムードは収監されている西ドイツ赤軍RAF幹部の釈放を要求した、という実際の事件をリアルに描くテレビ映画。テレビとはいえ、ボーイング737-200の大きな機体が砂を蹴立てて砂漠に着陸するシーンなどすごい迫力。

 この事件では、ミュンヘンオリンピック事件で多くの犠牲を出したという教訓から創設された西ドイツの対テロ特殊部隊GSG9が投入され、直前に起きた日航472便ハイジャック事件(ダッカ事件)とは違い、テロリストは制圧された(3人射殺、1人逮捕)。

 GSG9の突入自体はほんの一瞬の出来事。しかし、背後にいると見られた東ドイツやソ連との交渉、動き回るハイジャック機を追う特殊部隊とそれを快く思わないハイジャック機に着陸された国々の説得、マスコミ対策、心理学者を交えた犯人との心理戦等々…そこに至るまでの過程での関係者の努力やシュミット首相らの決断があってこそだ。ねばり強い交渉、根回し、説得こそが事件解決の鍵になっていたのだなぁ。

 こういった特殊部隊を持っていなかったダッカ事件当時の日本には選択の余地は少なかったと言える。
 特殊部隊の活躍は華やかなので、それさえあれば問題は一気に解決するかのように思われがちだが、本当はそうではない。特殊部隊を持っていないことより、交渉力の欠如の方が深刻な問題なんじゃなかろうか。


参考:ミュンヘンオリンピック事件を扱った映画→「ミュンヘン


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