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2010年3月 5日 (金)

映画「S.A.D. 米国特殊部隊」

S.A.D 米国特殊部隊

2009年アメリカ
監督:ゲーリー・ジョーンズ
キャスト:
ダミアン…ポール・ローガン
アレクサ…C.B. スペンサー
ライリー…マーティン・コーヴ
ドラゴミール…アンドリュー・ディヴォフ
マッカーサー…ロベルト・ダヴィ

 1980年代にKGBが編み出したという実践的格闘技バリスティカ。それは、登場人物の一人、アレクサの言葉によれば「銃を持ってカンフーをやる感じ?」。映像ではまさにその通り。アメリカに亡命したKGB要員によってCIAに伝えられたバリスティカを継承するダミアンによれば、「一生かけて磨く技」。

 ダミアン役のポール・ローガンは、見せ場のはずのバリスティカを使う場面ではその体格と動きを生かし切っていない印象を受けた。自宅で修行している所ではアリか?と思ったんだがなぁ。VFXを駆使してアクションを派手に見せようとしているのが仇になったか。いくら何でも飛んでくる弾をよけたり、放った弾が銃にすぽっとはまるっていうのは興ざめかな。手で装填しろよ。
 むしろ、中国のダムに潜入したときの中国人警備員の方がリアルに強そうだった。

 ストーリィは驚異的新兵器マイクロパルス爆弾を手に入れたテロ組織「真実の手」を追って、CIAの特殊部隊S.A.D.のエージェント・ダミアンがロシアに中国に飛び回り、プーチンの熱烈な支持者にして「真実の手」の首謀者であるドラゴミール(もとKGBで当然バリスティカの使い手)と対決する、というもの。しかし、本当の敵はCIA内におり、マイクロパルス爆弾はアメリカ国内に持ち込まれている。国内の案件にはCIAは関われないことになっているので、ダミアンや彼のボスのライリーは担当を外され…というしごくオーソドックスなもの。そもそも、トレーラーがものすごいネタバレだ。ヤレヤレ、後に見て良かった。

 もっとも、見所はバリスティカだから、ネタバレしても大きな問題ではないともいえる。そういうものが実在するのかどうか知らずに感想を言ってしまうのもどうかと思うが、銃を寝かせて持つというのはロシアっぽい。でも、物語上の格闘技かもしれんなー。ロシア語のバリスチカは英語のballisticの意味だし、何しろ二丁拳銃っていうのが引っかかる。どうしても「男たちの挽歌」シリーズのチョウ・ユンファを思い出す。動きがなーんか曲芸っぽいんだよなぁ。これに比べたら「特殊部隊S.V.R.」のトラベラーの方がリアリティがあるってどうよ?

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