映画「ザ・コールデスト」
2008年ノルウェイ
監督:マッツ・ステンバーグ
キャスト:
ヤンニケ…イングリッド・ボルゾ・バーダル
カミラ…マルト・スノーレスダッター・ロビック
「ノルウェイ映画史上もっとも怖い」
といううたい文句に
「え゛……そ、その比較対象はどうなのよ?」
と微苦笑しながらも借りてしまった。←まんまと罠にはまってますね(笑)
鑑賞後に見た日本語版の予告編、
「最凶の殺人鬼、解・凍」
というB級映画っぽいキャッチコピーにも笑ったが、B級じゃないっすよ。サスペンス的な展開でドキドキさせる正統派ホラーで、グロ苦手な人にも大丈夫、たぶん。……まぁ、身体が思わずビクッ、ビクッと反応しちゃうほど怖いんですけどね。
でも、爽快感もある。最後に主人公がスノーモービルに跨って殺人鬼との一騎打ちに向かうシーンなんかはかっこよさにほれぼれした。ノルウェイの冬山の峻厳さとノルウェイ語の響きが何ともいい雰囲気を出している。
以下ネタバレ(といっても大したネタバレでもないけど)
これ、原題は「FRITT VILT II」といって「FRITT VILT(邦題「コールドプレイ」)という映画の続編なんですね。知らないで見たから、最初の方で主人公ヤンニケの方を
「あれ、ひょっとして本当はこの人が殺人鬼なのでは……?」
などと疑りながら見たから本当に目を凝らして見ちゃったよ。だって、出て来方が怖いんだもん(笑)。
というわけで一作目があると知らないでも、別の角度から楽しめた。最後の台詞でアレ、と思って原題を見て二作目と気づいたほどで。これだけでも充分背筋がぞわ~っとした。殺人鬼誕生の説明があっさりしている分、展開がスピーディーでいいのかもしれない。
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