【旅】シェレメーチェヴォ空港からモスクワ中心地まで
朝、パンを食べ、食器を洗い風呂を掃除していたら、時間がやばくなってきてあせる。しかも、マイニフティの時刻表が違っていたので目的の電車に乗り遅れた。
タウンライナー(千葉都市モノレール)のおかげで追いつくことはできたけど。タウンライナー、いつもとろとろ走ってるなぁ、と思ってたけど、在来の鉄道に比べるとウルトラC級のショートカットだったんだぁ。いままで舐めてました。スイマセン。
なんてちょっとヒヤッとすることはあったが、成田空港には順調に到着。
12:25には予定通り搭乗がはじまる。飛行機はエアバスA330-200ニコライ・ゴーゴリ号。
これはきれい! 映画も自分の座席で好きなの選べるし。「ОБИТАЕМЫЙ ОСТРОВ(居住可能な島)」「ハナミズキ」「ПУТЕЩЕСТВИЕ С ДОМАШНИМИ ЖИВОТНЫМИ(ペットとの旅)」「氷ホテル」といろいろ見て、おいしい機内食を二回とアイスクリームを食べたらあっという間に10時間くらい経ってしまった。
欲を言えばボーイング機で放映しているという「ヤマル」というショートフィルムを見たかった。贅沢言い過ぎ? アエロフロートのエコノミーってったらアレなのに(笑)こんなに快適なんだから。
映画「ヤマル」の代わりにこれで我慢。シェレメーチェヴォ空港にて。
そうそう、子供向けアニメの中にアルタイの話もあって岩画も紹介されてたよ。岩画はあの辺ではポピュラーなのかな?
17:45(現地時間)にモスクワ・シェレメーチェヴォ国際空港に到着。
明るくてモスクワの地下鉄の駅をちょっと思い出すような感じになってたけど、パスポートコントロールには見覚えがある……というかこの施設はこういう構造にしかならないか。荷物もすぐ出てきた。
モスクワの中心に出るには、バス→地下鉄と乗り継げばいいはずだが、どこから乗れば良いんだろう??? いやいや、下調べしてから来いよと。空港内の表示を見れば何とかなる、と思ってたいして調べないでモスクワまで来てしまった。……ところが何とかなってしまった(笑)。
押し寄せるタクシーの呼び込みをかき分けて両替してから、外に出てみる。バス停をよく見ると、どのバスに乗っても地下鉄の「レチノイ・バグザール」という駅に行くらしい。地下鉄に乗れれば何でも良い。バスの切符の買い方もわからないで二台ほど乗り過ごしたが、何とかバスに乗れた。なんてことはない、日本と同じでバス(ワンマンバス)の運転手から買うだけだった。ヤレヤレ。
乗車してから路線図を見てみたら、「レチノイ・バグザール(Речной вокзал)」駅はバスターミナルになっててほとんどのバスが行くところらしい。結構時間が掛かったので、着くまではこれで訳のわからないところまで持って行かれちゃったら困るなぁ、と不安もよぎったが無事到着。
そこで地下鉄の切符の買い方もわからずにおたおた。モスクワの地下鉄は既にジェトンでなくICでかざす方式になってんの。それで何回乗るか言って買うみたい。見た目は同じカードなんだけど。
窓口のお姉ちゃんに怒鳴られたり、通りがかりの人が英語で
「May I help you?」
と聞いてくれてもきょとんとしてるから
「……あの人、言葉がわからないから助けられないわ」
なんて言われたりしながらも、親切な窓口のおばちゃんが「28」と紙に書いて示してくれたので28ルーブルを払ってカードを買い、ようやく地下鉄に入り込むことができた。
ふぅ、これでひとまず安心。宿所のホテル・コスモスは地下鉄ヴェーデンハー駅を降りて外に出れば見えるはずだから、今日の課題はクリアしたも同然。バス+地下鉄で56ルーブル(約168円)で成田空港から東京駅まで行っちゃうようなもんなんだから、多少の苦労や恥かきも報われる。
モスクワの地下鉄は、警官が文字通りぞろぞろ。隊列を組んで歩いてたり、一人や二人で歩いてたり。さすがに去年地下鉄でも自爆テロがあったから厳戒態勢。
地下鉄の路線も事前に頭に入っていなかったのだが、構内にある路線図をじっくり見て今自分のいるところと行き先を把握。乗り換えがあっても、乗り換えの表示とかちゃんと出てる。東京の地下鉄の乗り換えの複雑さを知ってる人ならモスクワの地下鉄もさほど難しくはないな。
ホテル・コスモスは、地下鉄ヴェーデンハー(ВДНХ)駅から降りるとすぐに映画「デイ・ウォッチ」でおなじみになった特徴的な建物がキラキラ光ってたのですぐわかった。
あとは今日最後の課題……ホテル・コスモス内のインツーリストのオフィスへ行って列車のチケットを受け取ることだ。ホテル・コスモスはそういう点では便利。
そもそも、モスクワのホテルはえらい高くて、計画段階ではレニングラード駅のちかくにあるホテルがコスモスの次くらいの安さでモスクワでは安い部類なので、そこに泊まる事も考えたんだが、そこってよくよく見たらヒルトンなんだよな。ヒルトンが安い方っておかしいよ、この街……。
さて、それはそれとして。インツーリスト自体は営業時間外。でも、担当者が守衛の人によく話しておいてくれたらしく、すんなりミッション完了。ふう、これで重い荷物を置いて一休みできる。……と安心しきったのがいけなかったのか、水でも買いに行こうと部屋の外に出たら、カードキーと宿泊カードを持って出るの忘れた。うわ~。
←ホテル・コスモスの部屋(散らかし済み)。コスモスはソ連時代からあるホテルだけど、内装はきれいになってます。……シャワー浴びたら水が土?サビ?臭くて赤水だったのは相変わらずだなぁ、とは思ったが、水事情の悪いのはヨーロッパでは仕方ないかぁ。
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