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2011年1月31日 (月)

【旅】サンクト・ペテルブルグに到着・ペトロパヴロ要塞

 時刻表通り7:55サンクト・ペテルブルグ、モスクワ駅着。

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←ロシア鉄道のチケット。
左上のホログラムみたいなところをビリッと裂いて入鋏代わりに

 

 

 

 地下鉄・蜂起広場(プローシャチ・ヴァススターニヤ)駅はすぐ近く。100ルーブルでジェトン4個買って乗り換え。モスクワの地下鉄みたいなかざす方式のカードもあるようだが、ジェトン自販機もあるしここはジェトンを使わなきゃ。

 二つ先のレーニン広場(プローシャチ・レーニナ)駅で降りるが、地下鉄から出たときの方向のわからなさは相変わらずで、どっちへ行ったらホテルかわからない。しかも、9時前だとまだ暗い。道に雪が積もっていたり凍っていたりするのは南関東に住む者にとっては結構危険だ。出発間際に印刷したグーグルの地図は字が読めなくて使えないし……。いや、ホテルのサイトにはこのグーグルの地図しか示されてなかったんだよ。模式図みたいなので良いから印刷用の地図も付けて欲しいよなぁ……。

1時間ほどザクザク歩いてようやくサンクト・ペテルブルグ・ホテルに着く(本当は最短で10分くらいなのに!)。

パスポートをレジストレーションのために預け(これは本日中に戻ってきた)、部屋に向かう。鍵をガチャと回して入ったとたん、
「うわ……これは……」
と思わずつぶやいてしまうほどの部屋だった。

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←古色蒼然たる電話とテーブル(鏡台)。板の表面の塗装がはげ、水こぼしたあとなんかでムラになってる

 

 

 

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←椅子。廃墟かここは
この他、オープン当初から張り替えてないんじゃないかと思われるような壁紙とか、、、

 

 

 

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←一応タンク式の給水器あったよ……各階に一つ。ただし、私の泊まった階のヤツは壊れててお湯が出なかった。それでも結構人泊まってたからしょっちゅう水切れになってた

 

 

 ここ、たぶんオープン当時は最高級のホテルだったんだよ、ソ連式の。で、庶民の使う地下鉄の駅から少々遠くても問題なかったんだよ。偉い人は車で来るから。

 最初にロビーで大きなエレベーターが横にずらっと並んでるのなんか、大仰だなぁ、と思ったし、客室までの廊下がやたら広い(広すぎて部屋までが遠い)。ネヴァ河に望んで壁のように建てられているホテルで、部屋の半数はネヴァ河やエルミタージュが眺望できるという贅沢な作りになってる……んだけどさ。

 サンクトペテルブルグ観光の中心から少し外れているとはいえ、眺望がよさげな立地なのに安い理由がわかったぜ(笑)。

 でもまぁ、眺めは本当に良くて、窓の下には巡洋艦オーロラが係留されている。エルミタージュも遠くに見え、ペトロパヴロ要塞の方向もはっきりわかるので街の位置関係を感覚的に捉えるには良い場所ではある。

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夜ホテルの部屋から撮った写真ですが、真ん中右よりの青くライトアップされてるのが巡洋艦オーロラ(クレーイセル・アヴローラ)

 

 

 

 それに、トイレバスはきれいだ。ぱっと見、廃墟のような家具調度も手で触って黒くなるとかそういうことはないので、ちょっと(ちょっとか?)古いだけできれいに掃除はされている。

 人心地付いた12時頃出発。

 今日は月曜日なのでエルミタージュはお休み。そこですぐそこに見える巡洋艦オーロラやペトロパヴロ要塞、ピョートルの小屋といったホテルから近場の場所に行ってみることにする。

 橋を渡って対岸へ。気温は-5℃くらいか? 天気が良い(旅行中晴れたのはこの日だけだった)だけに寒い寒い。オフシーズンのせいか巡洋艦オーロラとピョートルの小屋が閉まっていたので心まで寒い……。

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←ピョートルの小屋の前あたりにある

 

 

 

 更に雪の積もった道路をザクザク歩いてウサギ島……ペトロパヴロ要塞へ。

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1.聖ペトロパヴロ寺院
2.「サンクトペテルブルグの歴史1703-1918」展
3.ネヴァ・カーテンウォール「ペテロ=パヴロ要塞の歴史」展
4.トルベツキー監獄博物館
5.イオアノフスキー半月堡
の五つが全部見られるセットのチケットを250ルーブルで買い、見学。

 聖ペトロパヴロ寺院というのは、歴代皇帝の墓所。DVD「ロマノフ王朝の最期」にも収録されていたけど、最後の皇帝ニコライ二世の家族の葬儀が行われたのがまさにここだ。エリツィン時代に大々的にやったアレ。

 ただ、今の時期はオフシーズンなせいか棺の上とか柱等の装飾にビニールが掛けられいてレストア中の様子。修復されてきれいになっているからキンキラですげーとは思ったけど、今ひとつ荘厳さがが欠ける感じ。いかにも閑散期の観光地に見えてしまった。

 あと見応えがあったのはやはり、博物館になってるトルベツキー監獄。本物の迫力というか気味悪さが何とも良い。日の光が入らないようになってるのはキツイけど、現代日本のヒッキーだったら、喜んでずっと引きこもって暮らしそうな気もする……働かなくて良いし、結構広いし、トイレ完備だもんな。まぁ監獄だからネットはないだろうが、ここで執筆活動してる囚人もいることだし。

 他の博物館は展示方法もインタラクティヴ(笑)だし、今風な感じ。サンクト・ペテルブルグやペトロパヴロ要塞の歴史のおさらいにはもってこいだな。あの巨大なアレクサンドルの円柱をどうやって立てたかの模型もあってなかなかためになる。

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←こんなのも展示されてる。

 

 

 

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←サンクト・ペテルブルグ建設以前の交易路とか(サンクト・ペテルブルグ以前にここに何もなかったわけでもないので、いろいろ古代の遺物が出ている)。なんかよく聞く名前も見かける。

 

 

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←むしろこの地図を売ってくれというか……

 

 

 

 しかし、迷った迷った。順路とかないんだもんな。要塞内には造幣局もあるくらいで結構広い。すがすがしい気候の頃なら、散策がてら時々博物館・展示会をのぞいて要塞の形を確かめながら一日のんびり過ごして気持ち良いんだろうが、外歩いてると寒いんだよな……。たぶん、旅行中一番寒かった日だと思う。身体がすっかり冷え切ってしまい、耐えきれずにウサギ島の中だけど城壁の外にあるカフェで遅い昼食をとる。ボルシチ、黒パン、肉料理(オムレツっぽい何か)、カモミールティーで300ルーブル。ふぅ、暖まった。

 そして、トイレを借りたら無料なのに(もちろん、食事はこういうのも込みの値段なんだろうが)きれいだった。外(要塞内)に有料トイレもあるが、そこもそこそこきれいだったな。本当に観光地として整備されてて楽になってる。

 5時頃ホテルに帰り着く。

 か、しかし、なんだこの西日は! ドアを開けるなり、もう正面を見ていられないほどいっぱいすぎる日の光。なんかいろいろとびっくりさせられる部屋だなぁ。

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