【旅】エルミタージュに歩いていく
朝はいつも通り。で、8:30に出発。
今日は天気も悪くないし(良くもない……曇ってる)歩いてエルミタージュに行ってみることにした。ホテルから見えているんだし、リチェイヌィ橋を渡りネヴァ河沿い(クトゥーゾフ河岸通り→宮廷河岸通り)に歩けば、写真も撮れる。寄り道しなければ時間的には地下鉄で行くのと同じくらい、1時間程度で着くんだろう。
←ネヴァ河沿いのクトゥーゾフ河岸通り
気温は0℃前後。しばらくは普通に撮れてたが、やはり同じようなタイミングでカメラが二つとも挙動不審になってくる。
μはピントが合わない。昨夜フル充電したから電池切れって事はない。芯まで、つまりバッテリが冷えてしまうとやっぱり駄目なのかな……。緩衝材と使い捨てカイロでほかほかなバッグの中にしばらく入れてやると回復するので多分そうなんだろう。
F1は相変わらずで、電池部分に使い捨てカイロを押し当ててやるとしばらくは持つ。10分ももたないけど。撮らないときはやはりバッグでぬくぬくさせておく。人間様は別に何ともなく歩いているのによぉ~。軟弱なヤツラめ。
←トロイツキー橋
河岸通りは車は多いが人通りが少なく、歩道がアイスバーン状になっていたので、台から降りた時すてっと激しく尻餅をついてしまった。痛てててて……
←ペトロパヴロ要塞を対岸から
11時前にはエルミタージュに着いて入館することができた。
今日は珍しくカメラを持っていることを注意されたので手荷物預かり所に置いていく。持ってても撮りはしないんだが、いままでスルーだったのでユルユルだな、と思ってた。本当はやるものなんだ。そりゃそうか。
まずは、1階のエジプト展を見学してから常設のギリシャの部屋をぐるぐる見て回る。
エジプトは量的にはコンパクトだったが、見応えがあった。学校の遠足かなんかで来ている子供がここに集中していた。大人気。
ギリシャの彫像見て、セイント星矢みたいだ、なんて思っちゃうのは古すぎる。こっちへ行ってみたら、また違う本売ってたので、メモメモ。今日はあとで買う……エジプト展の並びだから道に迷わないはず。
8.ブンジカット宮殿コンプレックスの絵画遺跡
9.ソグドの美術
さすがソグド関係は本場だな。
エルミタージュの研究報告書みたいなのもあったが、本当に自分の分野なら読むだろうがちょっと興味がある程度でそこまではなぁ……。そういえば、2月1日、道に迷ったときに国立図書館の前を通ったがああいうところで調べ物したらいいのかな? できるのかな? それこそ一日や二日では終わらないだろうし、前準備をしないで思いつきで行くのは無謀すぎる。
あとは3階に行ってみる。
375、376で日本の刀剣や浮世絵を見て、浮世絵なんて大量生産品だろうに、紙に型押ししたみたいに着物の模様を浮き出してて凝ってるな、思い、358で印籠を見たりした。あと、357.~中国がさわりほど。368.~370.はインド。仏像やヒンズーの神々の類はいかにもインド。聞いたことのある神格なんかあると興味が湧くが、仏教はサンスクリットで知ってないと海外ではお話にならんと思う。368.あたりでは甲冑を組み立てていて、整備中って感じだったなぁ。それで、イランものがあると思われるところは閉鎖されてて行けなかった。というわけで、かなり寂しい感じ。
すぐに終わってしまい、なんだか物足りなかったので、カフェで少し休んだあとに、さっき目星を付けて置いた本を買ってから、草原関係の所をまた見に行く。何度見ても良いねぇ。
ゆっくり歩き回ってから地下鉄で帰る。
今日は比較的天気が良く、夕方は青空が見えていたが、帰るときには結局真っ暗。
宮廷広場・アレクサンドルの円柱
スケートリンクじゃありません
宮廷広場からも見えるイサーク大聖堂
血の救世主教会もライトアップされてる
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