« 【旅】おまけ・バレンタインなのでロシアのチョコを食べる | トップページ | 東北地方・太平洋沖地震 »

2011年3月10日 (木)

映画「レニングラード 900日の大包囲戦」

レニングラード 900日の大包囲戦 [DVD]

2009年ロシア/UK
監督:アレクサンドル・ブラフスキー
キャスト:
ケイト(カーチャ)…ミラ・ソルヴィノ
フィリップ・パーカー…ガブリエル・バーン
ニーナ・ツヴェトコヴァ…オリガ・ストゥロヴァ
オメルチェンコ…ミハイル・エフレモフ

 これは第二次世界大戦時、ドイツ軍に包囲されたレニングラードに取り残された…というより自らの意志でレニングラードに残った英国人ジャーナリスト・ケイトと警察官ニーナの友情の物語である。
 困難な状況にあっても女と女の友情は成り立つのだろうか…というより、むしろ困難な状況だからこそこの友情は成り立ったような気もする。ネタバレになってしまうのであまり書けないが、結果的に極限状態がケイトに有利に働いたような気がする。平時だったら間違いなく銃殺だよ…。

 レニングラード包囲戦って、補給ルートの確保がいかに大切であるかを考えてみるには格好の材料だと思うが、エンターテインメントにはしにくいかもな。冒頭の塹壕からドイツ軍戦車に突撃していくシーンこそ派手だが、そこからすぐに包囲戦、兵糧攻めにはいってしまうので戦線は動きがなく全体としては地味。

 でも、ラドガ湖経由で物資を送るルートって、サンクトペテルブルグ建設以前の古代からある通商ルートじゃなかったっけ?20世紀になってもそれが生きていたとしたらおもしろい。大祖国戦争(第二次世界大戦のソ連での言い方)では、レニングラードばかりでなくそういう歴史的ないわれのある土地で近代的なドイツ軍とソ連軍が戦っている様は因縁めいたものを感じてしまう。独ソ戦については詳しくないが、そういう観点から見て過去との異同を比べてみたらおもしろいかも。

 脳に栄養が回らなくなって人々の行動がだんだんおかしくなっていく様子が恐い。生きている馬から肉を切り取っていくっていうのはましな方で、人間の屍体から肉を切り取って食ってる。そして実の母親が二人の子供のうち一人でも生き延びさせるために、命の選択をせざるを得ないという…。でもまぁ、エンタメとして見れる程度にマイルドになってはいる。

 メイク技術は相変わらずすごい。ヒトラーやゲーリングが見てすぐそれとわかるのは、髭とか髪型で記号化されているから+所作だろうとは思うが。役者さんの素顔はあんまり似ていないんじゃないかと思えた。でも、あの子供が大人になった姿は一目でわかって思わず笑ってしまった。

|

« 【旅】おまけ・バレンタインなのでロシアのチョコを食べる | トップページ | 東北地方・太平洋沖地震 »

ソ連」カテゴリの記事

ロシア」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198713/51074181

この記事へのトラックバック一覧です: 映画「レニングラード 900日の大包囲戦」:

« 【旅】おまけ・バレンタインなのでロシアのチョコを食べる | トップページ | 東北地方・太平洋沖地震 »