映画「狼の追撃」
2011年カザフスタン
監督:アカン・サタイェフ
キャスト:
アルセン…ベリク・アイジャノフ
殺し屋…ヴィニー・ジョーンズ
ベリク…アジズ・ベイシェナリエフ
ジャンナ…カルルィガシュ・ムハメドジャノヴァ
親代わりだった兄を殺され、復讐に狂う男アルセン。彼を追う刑事ベリク。
正確に言うと、ベリクはなんらかの組織の秘密捜査官なんだろうけど、普通に警察と連携しているし、保険会社のカヴァーを使う必要があるとは思えないんだがなぁ。一般人にも「治安機関の人」ってバレバレだし、かつてのKGBみたいに堂々としてていいじゃん?と思うんだけど、イメージ悪いのかなぁ?
しかし、そういういかにもな役柄なのに、ベリクが地味顔過ぎて後半になるまで一方の主人公だと気づかなかった(笑)。迂闊すぎるぜ、自分!
でも、言い訳させてもらうなら、こういう顔の人日本にもいるいる~、俳優でなくて身近に、ってな感じのしょうゆ顔なんだよ。家では息子の宿題を見てやるマイホームパパなほのぼの系で。
ところが、その愛する家族とくつろいでいる自宅にずかずかと入り込んできたアルセンに
「自首しろ」
と説得する場面ではベリクのいかにも誠実そうな顔が凄みさえ帯びてくる。殺人マシーンと化したアルセンが弱く哀れな男に見えるくらいに…。
この人すごい…と思ったら、「レッド・ウォリアー」にも出てたんだね(ガルダンツェリンの息子シャリシュの弟)。言われてみれば、ガルダンツェリンと顔を見合わせて「えっ?」というような顔をするシーンは良く覚えてる。あの人だったか。
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