映画「ザ・デット ~ナチスと女暗殺者~」
2007年イスラエル
監督:アサフ・バーンスタイン
キャスト:
ラヘル(1997年)…ジラ・アルマゴール
ズヴィ(1997年)…アレックス・ペレグ
エフド(1997年)…イエズケル・ラザロフ
ラヘル(1965年)…ネタ・ガーティ
ズヴィ(1965年)…イタイ・チラン
エフド(1965年)…オデド・テオミ
ライナー…エドガー・セルジ
これでR指定になってないのか…。デートで二人、またはお茶の間で家族で見たらその場が凍り付くな。まぁ、こういうテーマの映画をデートで見る人はあまりいないだろうけど。
殺したはずの「ビルケナウの外科医」ライナーが生きていた? 動揺するモサドの諜報員・ラヘル、ズヴィ、エフド。彼ら三人はかつてライナー誘拐作戦に関わり、ライナーを射殺したことでイスラエルで英雄になっていた。特にラヘルはその時の体験を書いた本まで出版している。……とこれ以上書いてしまうとネタバレになりそう。いや、全部見た後だと、これでも充分ネタバレになってるなー、と思える。最初のシーンも既に伏線。事前情報ゼロで見たけどこれは大当たり。
さすがはモサドと思わせる独創的かつ見事な手口。誘拐でなく殺害だったら、ライナーはあの一撃で死んでたな。
ライナーは自由にしゃべらせれば精神攻撃しかけてるくわ、どんな状況にもへこたれないわ、人を殺す度胸はあるわ、身一つで放り出されても生き抜く生活力はあるわ、「羊たちの沈黙」のレクターかよ。モンスターじみていて崇拝者さえ出てきそうだ。
ナチの戦犯が旧ソ連のお偉いさんたちと同じ養護老人ホームで暮らしてるとは皮肉が効いてる。それとか、イスラエルの諜報員がすかすか入ってくるとか、ウクライナの入管はザルか。それでも、ロケしてるって事は、ウクライナ側の協力があったってことだよね。映画産業に力入れてるのかな?
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