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2013年2月 2日 (土)

映画「三重スパイ」

三重スパイ [DVD]

2004年フランス/イタリア/スペイン/ギリシャ/ロシア
監督:エリック・ロメール
キャスト:
アルシノエ…カテリーナ・ディダスカルー
フョードル…セルジュ・レンコ
マギー…シリル・クレール
ジャニン…アマンダ・ラングレ
アンドレ…エマニュエル・サランジュ

 1936年から1939年のフランス、亡命ロシア人たちの社会。
 ソ連の回し者が自分たちの中にいるんじゃないか?  …と見せかけて実はナチスの手先だったりするんじゃないか? とお互いを疑い探り合う。そういう重苦しい雰囲気をニュース映像で社会主義が躍進するフランスや世界の情勢と絡ませながら、フョードル夫婦等少人数の対話で描いていく。

 主人公のフョードルはトリプル・エージェントだとか情報通とか言われるけれど、22歳で将軍だっただのトゥハチェフスキー粛正後のソ連に招かれただの、自分を大きく見せようとしているただの小物にしか見えなかった。妻のアルシノエに、
「あなたああいったじゃないウソだったの?」
などと問い詰められると言を左右にして言い訳に終始する。それがいかにもほら吹き・詐欺師の言いぐさなんだよなぁ。とうてい複数の陣営を手玉に取ってうまく立ち回っているようには見えない。だから、ああいう結末になったのだと。まぁ、フィクションなので、監督が考えるあの事件の真相はこうだ!ということでしょう。あり得る話だ。とすると、題名は「三重スパイwwwww」という皮肉な意味が込められてるのかもしれない。

 戦争突入の場面でショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番が使われていたので、あれと思って調べたら、そもそもオープニングがショスタコーヴィチだった。映画「呼応計画(Встречный)」のテーマで、1930年代に大ヒットしたそうな。どうもソ連、それもスターリン時代くさい曲だと思った(笑)。

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