映画「バレット&チェイス」
2012年ロシア
監督:デニス・アレクセーエフ
キャスト:
イヴァン…イヴァン・マカレヴィチ
オリガ…イェカテリーナ・グセヴァ
フィル…キリール・ナギエフ
ベッソ…ユーリィ・チュルスィン
レーラ…アンナ・ポポヴァ
イヴァーヌィチ…アレクサンドル・インシャコフ
誰が敵か味方かよくわからない、裏切りも敵と手を組むのも何でもありのマフィアものってソ連崩壊後に流行ったなぁ……とちょっと懐かしい感じのする映画。
それもそのはずで、こないだ見た「ナイト・アベンジャー」のセルゲイ・ベズルーコフさんや「炎628」「バトル・キングダム」のアレクセイ・クラフチェンコさん、「オルド」にも出ていた故アンドレイ・パーニンさんが出てヒットしたというTVシリーズ「ブリガーダ(班、組)」の続編で、副題の「相続人」が示すように、彼らの子供の世代の話、という舞台設定のようだ。
……まぁ、この連中がロシア版「ゆとり世代」というか、親たちが(母親のオリガも含め)ソ連崩壊の大混乱の中を生き抜いてきた猛者なのに比べ、世間知らず、恐い物知らずの甘ちゃんでイライラするワケですよ。まぁそう思うのは年寄りになった証拠かもしれんけど(笑)。
銃撃爆発カーチェイスはやっぱり迫力満点(邦訳のまんまだ)。それに加えて、この映画で一番スゲーと思ったのはイヴァーヌィチ。ちょっと動いただけで動きが普通じゃない。うぉ、なんだこのオヤジは? スティーブン・セガール???って思った。
あと、ストーリィには関係ないけど、主人公イヴァンに惚れるレーラの部屋にアニメ画っぽいポスターが貼ってあったり、スシ食べてたり、お上品な連中には日本っぽいものが流行っているのかなぁ?とその点もおもしろかった。
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