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2013年11月29日 (金)

ソチ五輪の聖火、トゥヴァに

 ソチ五輪の聖火、今度はトゥヴァに来てます(笑)。バイカル湖に潜ったりもしてましたし、やりたい放題です。

Всадники на лошадях и тувинцы в национальных костюмах встречали огонь ОИ-2014(RIAノーヴォスチ)

 つい最近まで独立国だった(1944年「自発的に」ソ連に加盟)だけあって、ブリャートよりいっそうモンゴルっぽいですね。

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2013年11月23日 (土)

ソチ五輪の聖火、イヴォルギンスキー・ダッツァンを訪れる

 はしゃぎすぎじゃないか、と思われるほど盛り上がってるソチ・オリンピックの聖火リレーですが、ブリャート=モンゴルの首都(といっても小さな町です)ウラン=ウデにも来てる~!

Огонь ОИ провезли на лошадях и благословили в Иволгинском дацане в Улан-Удэ(RIAノーヴォスチ)

 小柄な毛深い馬に乗り、ロシアなら塩とパンで歓迎するところを、白い食べ物で歓迎。

 ロシアの仏教の総本山イヴォルギンスキー・ダッツァンにまで行ってますなぁ。

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2013年11月20日 (水)

映画「バレット&チェイス」

バレット&チェイス [DVD]

2012年ロシア
監督:デニス・アレクセーエフ
キャスト:
イヴァン…イヴァン・マカレヴィチ
オリガ…イェカテリーナ・グセヴァ
フィル…キリール・ナギエフ
ベッソ…ユーリィ・チュルスィン
レーラ…アンナ・ポポヴァ
イヴァーヌィチ…アレクサンドル・インシャコフ

 誰が敵か味方かよくわからない、裏切りも敵と手を組むのも何でもありのマフィアものってソ連崩壊後に流行ったなぁ……とちょっと懐かしい感じのする映画。

 それもそのはずで、こないだ見た「ナイト・アベンジャー」のセルゲイ・ベズルーコフさんや「炎628」「バトル・キングダム」のアレクセイ・クラフチェンコさん、「オルド」にも出ていた故アンドレイ・パーニンさんが出てヒットしたというTVシリーズ「ブリガーダ(班、組)」の続編で、副題の「相続人」が示すように、彼らの子供の世代の話、という舞台設定のようだ。
 ……まぁ、この連中がロシア版「ゆとり世代」というか、親たちが(母親のオリガも含め)ソ連崩壊の大混乱の中を生き抜いてきた猛者なのに比べ、世間知らず、恐い物知らずの甘ちゃんでイライラするワケですよ。まぁそう思うのは年寄りになった証拠かもしれんけど(笑)。

 銃撃爆発カーチェイスはやっぱり迫力満点(邦訳のまんまだ)。それに加えて、この映画で一番スゲーと思ったのはイヴァーヌィチ。ちょっと動いただけで動きが普通じゃない。うぉ、なんだこのオヤジは? スティーブン・セガール???って思った。

 あと、ストーリィには関係ないけど、主人公イヴァンに惚れるレーラの部屋にアニメ画っぽいポスターが貼ってあったり、スシ食べてたり、お上品な連中には日本っぽいものが流行っているのかなぁ?とその点もおもしろかった。

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2013年11月18日 (月)

映画「ZONE」

ZONE ( ゾーン ) LBX-144 [DVD]

2011年ロシア
監督:マクシム・ヂャチュク
キャスト:
ヴィクトリヤ(ヴィッキー)…ナターリヤ・ルィビャコヴァ
アレクサンドル(アレックス)…オレーク・ブラコフ
トーリク(トニー)…ヴァレーリィ・クズメンコ
オリガ(オーリャ)…エレーナ・シェルバコヴァ
セルゲイ(ダラス)…ニコライ・ドゥブコフ

 これはイヤな映画だねぇ(←ホラー映画には褒め言葉ですぞ)。
 テレビ映画な事もあり、シンプルで軽めのSFホラーだけれども、あんな大きな隕石が落ちた(2013年2月15日チェリャービンスク)まさにその国を舞台にしてこういう話やっちゃう?

 いや、制作は2011年だから便乗じゃないんだけれども、誰でも妄想する事じゃないの、あの隕石に未知の宇宙生命体がくっついてたら……って。タイムリーすぎるところがイヤ。誰これ、日本に持って来た人? 予知能力者?(笑)

 ロシアの田舎の風景とか、ソ連時代からすでに使われていないようなたたずまいの工場の廃墟がすごく良い風情で、クリーチャーがCGでなく着ぐるみみたいな手作り感があったらきっともっと存在感が出て味があったんじゃないかと思うんだけど、それも好みの問題だし、予算がねぇ(笑…すごい低予算でナニ?!って思った)。もっとも、この素敵な廃墟でロケしたってところでもう勝ちと言わざるを得ない。

 まぁ、これはこれであっさりしてて息抜きに見るにはちょうど良いでしょう。グロシーンも下半身ガブッと食い千切られて内蔵ドバ―ってくらいなのでホラー苦手な人でも大丈夫(?)。

 それにしても、出てくる少年少女、身体はでかく見えるけど子供だよね。みんなすごく手足が長くてびっくり。

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2013年11月15日 (金)

映画「ナイト・アベンジャー」

ナイト・アベンジャー

2011年ロシア
監督:アンドレイ・マルモントフ
キャスト:
サーシャ…マクシム・シバエフ
オレーシャ…アナスタシヤ・ドブルィニナ
イワンのバカ…セルゲイ・ベズルーコフ
不死身のカシェイ…レオニード・ヤルモリニク
バーバ・ヤガー(ヤガー婆さん)…リュドミラ・ポリャコヴァ
レーシー(森の精)…ゲオルギー・シチリ
イリヤー・ムーロメッツ…アレクセイ・ドミトリエフ
ドブルィニャ・ニキーティチ…パーヴェル・クリモフ
アリョーシャ・ポポヴィチ…アントン・パムプシヌィ
シンドバッド…セルゲイ・ポゴシャン

 これはおもしろい。子供の頃、ロシアのおとぎ話を読んだり聞いたりしたことのある人は必見ですぞ。……いやなんか、違う人が一人混じっているような気がしないでもないが(シンドバッドね)気にしてはいけない(笑)。

 中でも笑ったのは、イワン。『イワンのバカ』のイワンだ。

 子供たちがおとぎ話を読まなくなり、その登場人物たちはおとぎ話の中で語られるような特殊能力を失っているのだが、元々持ってる資質は残っているのだという。
 で、イワン。資質は、と問われて、
「俺の資質は……バカだー!」
ま、まぁ、確かに(汗)。「イワンのバカ」だもんな。
 で、バカだから常識が通じないとばかりにおとぎ話の世界の中でも機関銃を持ち込んでぶっ放す。
敵:「ず、ずるいぞ……」(バタッ)
実質的な主役はこのイワン。イリヤーもちょっとお間抜けなところが…。そういえばこのイリヤー役の人、「バトル・キングダム(ヤロスラフ)」にも出てたけど、こういう甲冑姿で剣を振り回す役は似合うかも。

 子供たちがおとぎ話を読まなくなって弱点が忘れ去られた不死身のカシェイに妹のオレーシャをバラの花にされてしまった少年サーシャが主人公だから、一応、子供向けのファンタジーなんだろうが、カシェイが銃弾で撃ち抜かれて血まみれとか、車がRPGで爆破されて粉みじんとか、こんな殺伐とした世界感でいいのかねぇ…。ロシアらしいと言えばロシアらしいけれども。

 原題は「リアルなおとぎ話」。何年か前だったら「本当は怖いおとぎ話」みたいな邦題が付いたかも(笑)。レーシーが「木の精」と訳されていたり、盗賊ソロヴェイ(うぐいす)が「怪鳥」と訳されている点が若干引っかかるものの、元ネタのおとぎ話をたぐっても楽しい一粒で二度オイシイ映画でした。

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2013年11月 8日 (金)

コミックマーケット85に参加します@(火) 西る14b

 群雄堂は12/31(火) 西る14bです。

 黒田官兵衛本も出る予定だそうですので日本史ファンの方もちょいとお立ち寄りいただき、手にとってもらえると良いなぁ。『モンゴル史』も「部族篇2」ともなると、本格的に各部族出身の武将(アミール)のエピソードが出てきて、チンギス=カンが天下を取る前後の下克上っぷりは、日本史の戦国時代ファンにも楽しんでいただけるはず。そのためにも、頑張って仕上げないと!

 それにしても。
モンゴル帝国史研究 正篇』が出た時には「部族篇」部分も大量に翻訳されてるから、これがあればもう充分じゃね?と思い、

読んでる時は、省略されてるところも結構あるんだ……でも、これだけ翻訳されてれば例えば東洋文庫みたいな本になるにはあと一歩……いや半歩もない!と思ったけど、「部族篇2」部分の下訳は既に終わっていたし、今回、自分の翻訳と当該部分をつきあわせてつらつらとながめてみたら、自分の欲しいところ(シベリアの諸民族の生活ぶりとか)はごっそり抜け落ちているし、ケアレスミスと覚しき箇所もあり、

 タタル部族のここ。自分の翻訳文で挙げますが、太字部分が脱落しています。あるいは”(中略)”と入れるべき所なのに忘れちゃったのかも。

>ネライト[タラト]=タタル部族出の者はこの国(イラン)では、敬われ、著名だったという誰彼は知られていない(が)、彼らが多く(一般の)兵の中にいる事は疑いない。しかし、彼らは尊敬されておらず著名でもないので、(彼らは)調査の対象にならなかった。アルチ=タタル部族の出(もまた)、この国には尊敬される者、著名な者、書き留めるに値する者は誰もいない。しかしながら、ヂョチ=ハンのウルスでは、ヂョチの息子バトゥの権威ある妻[正室]でブラクチンという名の者がアルチ=タタル部族出身であった。

 もう一つ。p.638オゲレイ=チェルビ。スニトの御家人に数えてるけど、アルラトの間違いなのでは?(オゲレイ=チェルビは『元朝秘史』によるとボオルチュの弟)
 これは『集史(モンゴル史)』の錯簡とか記憶違いではなく、スニト部族の項の最初の方に、チョルマカンがタマー軍を率いて行った時のこととして、

>これらのアミールたちは他の氏族の出ではあるが、彼らについてはこの部族[スニトのこと]の枝族の中で言及されるであろう。

って断っているのだから、スニトの項にあるからといってスニト出身とは限らないのでは?

間違いかどうかはわからないけど、疑問点が多々あったりとか(下記の例のような)、

p.774 問題のオゴデイの「オルガナは俺の嫁」発言。問答無用でチャガタイに直されていて、まぁ、その方が正しいんでしょうけど、他部族からもらってきた嫁って一族の共通の財産って考え方が残っていてこうなったのかもしれませんよ?

p.786 モンケの妃・オグル=ガイミシュってなってる件。オグル=トゥトミシュの間違いじゃ?

p.691 マングトのジェデイの父殺害の件。「幅広の矢」と訳すべきでは?これは単に大きい矢という漠然とした言い方でなく、近距離対人用のそういう種類の矢、つまり技術用語なのでは?

p.521 タムガチの件。原義は掌印官でしょうけど、毛皮を管理しているのなら、商税(タムガ)を徴収する人なのでは?

p.824 ジョチ=カサルがチンギス=カンの兄と訳されている件。テムジンと同母兄弟ということの表現であって、兄と訳すべきではないのでは?

そして今では、邦訳でどの写本を底本に選ぶかは知らないけど、ロシア語版の底本はタシケント写本でこれが使われることはないだろうから、他ヴァージョンとして参考にするにはちょうどよさそうだし、

訳者ヘタグーロフはイラン系言語を母語とする人だから、その解釈にはきっと耳を傾けるに値する気づきがありそう……等々と考えたのでありました。

 ……そもそも、近々専門家が良い写本を研究して決定版邦訳『モンゴル史』もしくは『集史』を出してくれるんだろう、と思っていましたので、当初からセカンド・オピニオンとして役立てるにはどうしたらよいかと考え、注釈部分も丁寧に訳しました。

 もちろん、『モンゴル帝国史研究 正篇』はよい本ですし、モンゴルヲタ……いやさ騎馬民族を愛するすべての人必読の書ではありますが、論文という性格上、必要箇所だけ切り貼りされているという印象は免れないのであって、それでは平凡社のドーソン『モンゴル帝国史』を読んだ時に感じる「乾き」を完全に癒やすことはできないのです。

「ド素人が何言ってやがるwwwww」
と思った方は、年末にコミケットを訪れ、群雄堂書店の同人誌『モンゴル史』「部族篇2」を手にとっていただき、鬼の勢いでツッコミを入れて楽しんでいただければなによりでございます。

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2013年11月 4日 (月)

「部族篇2」翻訳できました

『モンゴル史』「部族篇2」の翻訳がようやく完了。
……はしたのですが、問題がありまして。

今回、アラビア文字ペルシャ語の部分も入れてみたんですが、単語はともかくとして、左から右へ進むロシア語の文の中に、右から左へ進むペルシャ語の文が混じっている箇所をどっちからどっちへ読んだら良いのかわからなくて悩んでいます。

この部分↓

Per001

たぶん、1,2,3の順番で矢印の方向に読めば良いんだろうと思うのですが、そうなると3の部分なんか文の頭というか途中にピリオドが付くことになっちゃうのでいいのかな?と迷いがあるわけです。

ペルシャ語わからないでお前は『集史』をやっているのかと笑われそうですが、まぁ、そうなんです。いやー、ロシア語だって大してわかっちゃあいません。

どなたか教えていただけるとうれしいのですが……。

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