ソチ五輪の聖火、北オセチアでオセチア料理に出迎えられる
ソチ五輪の聖火は、まだまだ北カフカスの山岳地帯におりますよ。
この日は、ヴラジカフカス(北オセチア=アラニア共和国)とナリチク(カバルダ=バルカル共和国)を訪問しています。
ソチ五輪聖火リレー公式チャンネル・ビデオ日記 115日目 ヴラジカフカス、ナリチク
両都市ともスタジアムでのリレーなのがちょっと残念ですが、南オセチア紛争についての映画「オーガストウォーズ」では北オセチアでもロケしているらしいので、どういう雰囲気の地方なのかはそれを見てみるのも良いかも。後ろのお姉さんが持っているチーズ山盛りナン?みたいなのがオセチア流なのかな。
カフカスには100くらい民族があるんじゃないの???というくらい、この辺、複雑な民族構成になっていてカバルダ=バルカル共和国や前に出てきたカラチャイ=チェルケス共和国は二つの系統の異なる民族を併称する名前になっていますが、北オセチアだけはそうではなく、オセットの歴史的な呼称アランを誇示するように「アラニア」と正式名称に入れたかたちになっているのが興味深いところです。ラシード『モンゴル史(集史)』のロシア語翻訳者ヘタグーロフさんの出身地として我々にはお馴染みですが、国の紋章が雪山に豹というのも当サイト向き(笑)。
ロシア語でパパハという羊の毛皮の帽子を被り、ブルカという肩の四角いフェルトの外套を着て馬に乗るのは、カフカスの山岳地帯一帯に共通する装束なんですね。馬もいかにも山、登りますみたいな顔をしているように見えてきます。
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