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2014年7月28日 (月)

「部族篇3」入稿したよ@15日西お20a

Pop3v2

 以前コピー誌で出したヤツの改訂版ではありますが、訳文を全面的に見直し、省略していたセミョーノフ脚注を全部戻し(ペルシャ語部分を含む)、気付いたところを訳注としてメモしまくったので、18%を越す増量(当社比)となっております。

Kaitei





18%増量中(当社比)

 先に挙げた部族リストの通り、「部族篇3」はテュルク系の部族が取りあげられるぷりちーな章です。
 そもそも、これらテュルク系諸部族についての情報が欲しかったけど日本語訳がないから読み始めたロシア語版『年代記集成(集史)』=『モンゴル史』でありますから、この「部族篇」シリーズの原点とも言えます。

 そして、『集史(モンゴル史)』の必要性を人に聞いた借り物の知識でなく自分自身の実感として感じられたのもこの「部族篇3」でした。
 具体的には沙陀雁門の後裔とも言われるオングトの項ですね。系図書きをしてこの「部族篇3」と『元史』アラクシ=テギン=クリ伝を比べて、双方の情報は矛盾しないけど、どちらも自分に都合が悪いところはだんまりかよwwwという(もちろん『元朝秘史』にもそういうところがありますしね)。今回はウィグルの所を少し調べて更にその傾向が顕著だなぁ、という感じがしました。イディクト家なんかは漢文史料が比較的多く残っているだけに『集史(モンゴル史)』と突き合わせるとボロが出るというか(笑)。
「隠されたもので、明らかにされないものはない」とは言いますが、そのためには価値観の違う複数の情報源にあたってみるのが手っ取り早い。

 ともあれ、どんな出来上がりになるか……あとは待つだけです。

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