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2014年9月27日 (土)

映画「グレイヴ・エンカウンターズ2」

グレイヴ・エンカウンターズ2【DVD】

2012年カナダ
監督:ジョン・ポリカン
キャスト:
アレックス・ライト…リチャード・ハーモン
ジェニファー・パーカー…リアン・ラップ
トレバー・トンプソン…ディラン・プレイファー
テッサ・ハミル…ステファニー・バネット
ショーン・ロジャーソン(ランス・プレストン)…ショーン・ロジャーソン

 ファウンド・フッテージってジャンルがあるんですなぁ。この映画見て初めて知りました。

 と、いうのも、Web上でいろいろな人が前作「グレイヴ・エンカウンターズ」の感想を述べる動画を集めたシーンから始まるのだが、その中に今回の主人公・ホラー映画マニアで映画学校に通っているアレックスの評も入っていて、その中で「グレイヴ・エンカウンターズ」をカテゴライズしてそう述べているのだ。

 どんなのがファウンド・フッテージかというと、最近見たのでは「フィンランド式残酷ショッピングツアー」、「ディアトロフ・インシデント」、感想は書いてないけど「クロニクル」、「スキンウォーカー・プロジェクト」といったところ……って結構見てるじゃん!(笑)。
 死んだか何かで撮った人がいなくなった後に残された映像をなんらかの方法で発見・入手したって体の映画ですにゃ。

 「グレイヴ・エンカウンターズ」がまさしくそういう映画だったわけだけれど、2では「あれは実は、作り物でなくガチだった」という事に気付いたアレックスが、「このオレが歴史に残るすごいホラー映画を撮ってやる」という下心を抱きつつ、件の廃精神病院に侵入して怖ろしい目に遭う、というお話。

 良い意味でも悪い意味でもB級臭が薄まり、ホラーらしくまとまっているので、1作目でモヤモヤして気分悪かった人にはお勧め。
 私はやりっ放しでも1作目の方が好きかな。意気込みというか勢いみたいなものが感じられるところが。

 それでも、2のラストはなかなか秀逸だと思う。心にふと、「あれ?……まさか……」という思いが湧いたもの。

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2014年9月26日 (金)

映画「グレイヴ・エンカウンターズ」

グレイヴ・エンカウンターズ【DVD】

2011年カナダ
監督:ザ・ヴィシャス・ブラザーズ
キャスト:
ランス・プレストン…ショーン・ロジャーソン
サシャ・パーカー…アシュレイ・グリスコ

 怖すぎるトレーラーと巷で話題になっていたホラーである。

 廃墟となった広大な精神病院を取材するTVクルーたちを襲う恐怖を、定点カメラと手持ち小型カメラで追う。

 廃病院、しかも精神病院ともなると、昔は患者の扱いがひどかったとか、ロボトミーの実験台にされた等々で、そこに入院していた患者の恨みが残っていると恐れられ、普通の人だったら近づかないものだ。

 そういうおどろおどろしい話は日本でもあるが、ここは廃墟の規模が違う。

 一つの街より大きいとも言われ、この中で自分の居場所を見失うのは、心霊抜きでも恐ろしい。閉所恐怖症の人は絶対見てはいけない。そして廃墟マニアにはお薦め。迷路っぽさといい、朽ちっぷりといい、すごくステキ。

 導入部のイカサマ心霊番組を作る様子が生々しく、とてもリアリティがあってこれも気に入った。

 あと、おもしろいなあ、と思ったのは、悪魔を呼び出す儀式に使われる本(?)がルーン文字(北欧の)で書いてあったこと。反(もしくは非)キリストならそれだけで怖いのかねぇ?

 まぁ、そんなこんなで、最後の方はキリスト教徒でない人間にはあまりぴんと来ないので、これ見終わった後、一人で風呂とかトイレとか行けなくなるってこともなく、廃墟の不気味な雰囲気を堪能できた(あくまで個人的な感想です!)。

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2014年9月20日 (土)

映画「ナポレオンの王冠」

ナポレオンの王冠 [DVD]

2012年ロシア
監督:オレーク・フェセンコ
キャスト:
アレクセイ・タルソフ…アントン・ソコロフ
ゴルジェフスキー中尉…セルゲイ・ベズルーコフ
キクナーゼ公爵…アナトーリィ・べールィ
プトゥーハ…スタニスラフ・ドゥジニコフ
ベアータ…アンナ・チポフスカヤ
アデル…スヴェトラーナ・ドルゥガ
レドホウスキ…パウエル・デラグ
ジャック・デ=ヴィット…ヴァレーリィ・ニコラエフ
ナポレオン…エリク・フラティセリ
クトゥーゾフ…セルゲイ・ジュラヴェリ

 原題「1812 槍騎兵のバラッド」で、1812年の祖国戦争(ナポレオンのロシア侵攻)を題材にした冒険活劇。祖国戦争200周年記念に製作されたためか、衣装などいろいろ豪華な娯楽大作でなかなか楽しめた。
 いちいち爆発シーンが派手なんだよな(笑)。馬車がそんなに爆発するか-!と突っ込みながらも私・大喜び。

 戦争のシーンは最初のボロジノの戦いだけで、事実を丹念にたどる戦争映画・歴史映画って感じではないが、それでも騎兵の活躍するシーンは見応えがあった。なんかナポレオン軍が全滅したように描かれてるけどあれってそうだったんだっけ? …ま、いいか。

 その後、モスクワまでやって来たナポレオンが、ロシア皇帝の王冠を手に入れ、ポーランドにいる愛人にプレゼントして気を引こうとする。そんな事されたらヨーロッパ中の笑いものになるってんで、ロシア皇帝アレクサンドルI世の密命を帯びてタルソフたちがポーランドに派遣されることになる。

 主人公タルソフを助ける三人の剣の達人たちが個性的でカッコイイ。

 タルソフ、確かに目が大きくて睫毛が長くて美少年だけど、女装しすぎだ。「北斗の拳」に例えるなら、「おまえのようなババアがいるか」ってレベルで笑い取りに行ってるよな、主人公なのに。

 ゴルジェフスキーが戦隊もので言えばレッド的役割で、陽気で女好きで一番正統派の剣の使い手。
 キクナーゼは「クニャージ(公爵)」とか呼ばれているところを見ると、グルジア貴族出身なのかな。二刀流で鞭も使う。ニヒルで怖ろしいまでに強い剣士で、なかなかいい男じゃないですか(笑)。
 プトゥーハは巨体を生かしたパワーで押す剣。格闘技もはいってる感じ。

 それぞれ、剣さばきもキャラが立ってるわけ。

 動きがかなりの劇画タッチだったり、ポーランド人がロシア語しゃべってる所は、ん?と思わないでもなかったけど、まぁ、娯楽映画だもんな。ロシア風チャンバラ時代劇って感じでおもしろかった。

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2014年9月13日 (土)

映画「モスクワ・コード」

モスクワ・コード [DVD]

2007年ロシア
監督:クリス・ソリマイン
キャスト:
レイ…ノーマン・リーダス
コーリャ(ドルフィン)…スラーヴァ・シュート
ヴァーシャ…コンスタンチン・ユシケーヴィチ
マヤ…クセニヤ・ブラフスカヤ
ヴィクトル…ヴラジーミル・クレショフ

 レイはハッカーというかクラッカー。
 一部の金持ちに支配されるアメリカの社会を憎み、ファイヤー・ウォールに守られてると思ったら大間違いだと思い知らせてやる、という衝動を抱きながら、根は素直な子らしく、ATMをハッキングして金をばらまくいうわかり易い行動に出てあっという間に逮捕された。更正施設に入れられている。

 ある日唐突に、ドルフィンと名乗る人物に施設から助け出されて飛行機に乗せられたが、向かった先はモスクワ。
 ドルフィンは本名をニコライ(コーリャ)というロシア人で、レイのハッカーの手腕を見込んだボスの命令でレイを連れ出したのである。
 コーリャのボスは、昔レイの母親に大いに世話になったヴィクトル・ドゥビンスキーという人物。その後モスクワの裏の世界で大成功、大金持ちになっていたのだ。ただし、今は収監中である。

 ヴィクトルが言うには、ロシアには盗られても誰にも訴えられない性格の汚い金の蓄えられている口座が山ほどあるという。それをちょいとヴィクトルの口座に移し替えるのがレイの仕事だ。

 そうこうして大金を手に入れたレイたちだったが、「汚い金」だけあってその持ち主も善良な市民のはずはないのだった……。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

 ロシアのマフィアものにしては割と敵味方がスッキリしてる犯罪もの。チンピラにしてはドルフィンとその仲間たちが何やら楽しそう。ドルフィンなんて(頭髪からして)オッサンのはずなんだが、なかなか青春してる。まぁ、マフィアなんで、その楽しい時も長くは続かないんだが。

 自分の居場所を見つけられず自棄的な若者だったレイが、悪事とはいえ一つの仕事を成し遂げるうちに仲間ができ、仲間の紹介でマヤという女が好きになり……。アメリカで見つけられなかった何か大切な物をロシアで見つけたようだ。

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2014年9月 6日 (土)

映画「セデック・バレ」

セデック・バレ 第一部:太陽旗/第二部:虹の橋

2011年台湾
監督:魏徳聖
キャスト:
モーナ・ルダオ…林慶台
モーナ・ルダオ(青年期)…大慶
タイモ・ワリス…馬志翔
オビン・タダオ(高山花子)…徐若瑄
オビン・ナウイ(河野花子)…羅美鈴
マホン・モーナ…温嵐
モーナの父…曽秋勝
小島源治…安藤政信
鎌田弥彦…河原さぶ

 カーマイン(洋紅)色の桜の分布は非常に特殊であるという。

 沖縄の寒緋桜はその仲間。1~2月に咲くのは毎年の桜前線報道でお馴染みだ。

 このカーマインの桜、台湾にも分布しているのだが、淡い桃色の花びらが一枚ずつひらひら散るソメイヨシノを見慣れた目から見ると背の高いボケのよう。

 映画の中では「これが桜か?」と疑う日本人はあまりおらず、抵抗なく「桜」と受け入れていたが、花がまるごとぼたっと落ちるのはあまり桜っぽくない。

 ふと、ツバキの花がぼたっと落ちる様子を首が落ちるようだと嫌って武家は庭に植えなかったなんて話しを思い出した。首がばんばん飛ぶ映画だからね。

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 台湾は1895(明治28)年に清から日本に割譲されたが、そんな事は現地の人間にはあずかり知らぬ所。若き頭目モーナ・ルダオの属するセデック族も、自分たちの伝統的な狩り場に勝手に入ってきた日本人を殺すなどして従来通りの生活を守り続けていたが、それを「野蛮」と考え問題視した日本軍の本格的な攻撃に抗しきれず、日本の直接支配下に入った。それから30年あまり。

 1930(昭和5)年、セデック族の住地の中心・霧社は、森が切り開かれてすっかり日本風の町となっていた。日本語教育も行われ、日本の警察官になる者もいたが、セデックを「生蕃、蕃人」と呼んで蔑む日本人も多かった。日頃から暴力をふるって恨みを買っていた警察官・吉村が、婚礼の席で進められた酒を嫌がって相手を殴った事をきっかけに、運動会に集まった日本人を皆殺しにする事件に発展する。

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 これ、R指定かかってるのかな。首狩りもNHK大河ドラマ『黄金の日々』だったか、信長が無礼を働いた足軽の首をすぽーんとふっ飛ばすシーンがあったけど、その程度。首実検もしてたし、日本でいえば戦国時代の野武士軍団が近代兵器相手に戦っているような感じだったな。

 モーナたちと対立していたセデックの他部族に銃を持たせてぶつけるあたりは、西南の役で正規軍が士族の西郷軍にやられっぱなしなところを、士族出身の警察官に刀だけ持たせて突撃させたのを連想させる。隘路にひしめく警察・日本兵を銃で撃ち下ろすシーンなんて田原坂かと。で、鎌田司令官は鹿児島出身だから、最後にああいうことを言ったのかな、なんて妄想した。

 そういった事で、台湾の映画だけれども、日本の大河ドラマを見ているよう。

 また、セデックの風俗も歴史好きには興味深いところ。二人で一緒に一つの杯を飲むのって、スキタイの黄金の装飾品にそういう有名なのあったよね。霧の深い峻険な地形といい、口琴がびょんびょんいってるのといい、雲南に似てておもしろい。

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