ドラマ「メッサーシュミット・ダウン」
2011年ロシア
監督:アレクセイ・チスチコフ/アレクサンドル・フィロノフ
キャスト:
アレクセイ・ルダコフ…デニス・ロシコフ
ポリーナ・ルダコヴァ…グラフィーラ・タルホノヴァ
ステパン・ルダコフ…フェージャ・スミルノフ
マレツキー…アルチョーム・トカチェンコ
ヴォローニン…イヴァン・スチェブゥノフ
カトゥリスキー…ミハイル・トルゥヒン
ラブス…ヴィターリィ・キシェンコ
キジャエフ第二書記…コンスタンチン・スパスキー
1941年7月。ソ連のエースパイロット・ルダコフは州第二書記のキジャエフの「重要な」任務に駆り出される。重要な書類を疎開させる輸送機を護衛するというものだが、実際にはコニャックなど酒類を運んでいたことがわかり、任務遂行中に戦友をドイツ機に撃墜されていたルダコフは激怒。飛行場に来ていたキジャエフをぶん殴り、更に銃を抜いてしまったことから軍法会議にかけられ、銃殺刑を言い渡される。
まさに引き金が引かれようという所で、処刑は突如中止に。ドイツ軍の配置を偵察するという危険で更に重要な任務に彼の腕が必要となったためだった。
ルダコフは見事任務を成功させるのだが、帰途撃墜されてしまう。幸いにしてうまく不時着したものの、意識を失ってドイツ占領下の地元民に捕獲されてしまった。ルダコフは「ソ連軍」に助け出されるが、どうもこの連中、おかしいと気付く。実は、彼らはドイツの親衛隊中佐カトゥリスキーが偽装した部隊だったのだ(このカトゥリスキーがのちのちルダコフのライバル的存在になっていく)。
それでもルダコフはなんとか逃げ出すことに成功。雪原の中をさまよううちに、たまたまドイツ軍の飛行場に行き当たった。メッサーシュミット(Bf109?)を奪取して大空に飛び立つルダコフ。敵機の翼を操っての活躍はこうして始まった。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
これさぁ、見るからに危ないよね。自軍に敵として狙われるし、最初は奇襲に成功してもじきにドイツ軍に機体番号とかで識別されちゃうだろうし。
そもそもキジャエフに目の敵にされているから、ルダコフ自身は軍法会議にかけられて銃殺されるくらいなら祖国のためにやれるだけやって死のう、とはじめから命は捨ててかかっているようだけど。
ルダコフも乗ってるうちに「オレのメッサー」とか愛でちゃっててこの人たち絶対ドイツ好きだよね?って思った。いやそもそも、マルクス・エンゲルスからしてドイツ人だろうけどさ。
朝の連続TV小説のようなノリの6話連続TVシリーズ。いや、朝っぱらからこんなに血なまぐさいのはまずいか。じゃあ、昼ドラ?
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