映画「メトロ42」
2013年ロシア
監督:アントン・メゲルジチェフ
キャスト:
アンドレイ…セルゲイ・プスケパリス
ブラト…アナトーリィ・べールィ
イリーナ…スヴェトラーナ・ホッチェンコヴァ
クシューシャ…アンフィサ・ヴィスチンガウゼン
デニス…アレクセイ・バルドゥコフ
アリサ…カテリーナ・シピツァ
地下鉄。
―車両が通る時の窓の明かりだけで見える廃止された駅がどこそこの駅とどこそこの駅の間にある。
―もともと戦時中に空襲時の参謀本部として掘られたものを戦後転用したので、あそこの駅の構造はどこかおかしい。
―某駅のある扉は昔の防空壕に繋がっている。
……閉じた空間であり、いくつもの路線が交錯する地下鉄は、正常に動いている時でも秘密の地下迷宮のように感じられるのか、根拠があるのかないのか定かでない様々な噂に彩られている。
モスクワの地下鉄も全く同じだ。
ベルトコンベアか?って程速度の速いエスカレータでガタゴト地下のかなり深い所へ連れて行かれる経験は、モスクワを訪ねたことのある誰もが経験しているだろう。どの駅も宮殿のような造りであり、かつ相当の年代物であることは映画の通り。
これ、モスクワ川の下走っているんだよなぁ、なんか水染みてるけど大丈夫か? と乗れば誰でもそんなことを冗談半分にでも考えるはず。それをこれでもかという程リアルに映像にしてみたパニック映画である。モスクワ川の底が抜けて大量の水が流れ込むのが一番の見どころ。主役は水。重量感、制御不能感が圧倒的。1/1セットでの撮影だとか。地下鉄の中央制御室(?)なんかも本物で撮影させてくれるわけないんだろうが、いかにもソ連っぽく無骨でさもありなんって感じ。
急ブレーキ踏んだだけであれほど酷く脱線するか?とも思うが、日本の地下鉄でも2000年に死傷者の出る脱線事故があった程だし、まぁ、何とも言えないよな。あのシーンはいやでもJR福知山線脱線事故を思いださせる。今後電車に乗る時でも先頭車両はやめておこうかな……と本気で考えさせられてしまう。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 映画「父は憶えている」(2023.12.19)
- 映画「深い河」(2019.12.28)
- 映画「予想外のでき事」(2019.12.22)
- 映画「ソローキンの見た桜」ららぽーとでも上映しないかなぁ?(2018.12.17)
- 映画「天才バレエダンサーの皮肉な運命」(2018.12.16)
「ロシア」カテゴリの記事
- コミックマーケット100に参加します(2022.06.11)
- ついに出た『集史』「モンゴル史」部族篇の日本語訳!(2022.05.27)
- 『モンゴルの親族組織と政治祭祀 オボク・ヤス構造』を読んで考えたことなど(2020.08.16)
- C98に向けアラビア文字のタイポグラフィーについて考える(2020.03.08)
- コミックマーケット97に参加します(2019.12.28)













コメント