映画「ヒックとドラゴン」
2010年アメリカ
監督:クリス・サンダース/ディーン・デュボア
恐竜好きなので、ドラゴンの出てくる映画?と思ってなにげなく見たらとてもおもしろかった。
なによりも飛び方が今まで見たどんなアニメ・特撮よりリアル。ドラゴンの翼はコウモリのような皮膜タイプなのだけれども、普段は鳥のような力強い羽ばたきで飛ぶ。それでいて皮膜を利用しグライダーのような帆翔あり、魚のようなしっぽのイメージ通りの水中を泳ぐ魚のように見えることもあり。
翼竜はこれほど自在に飛べたとは思えないけど、爬虫類好きならゼヒ見るべき。これ見ておくと、例えばプテラノドンの化石を見た後に生き生きとしたイメージが広がる事請け合い。
主人公のドラゴン・ヘンな歯のトゥースちゃんは、にやーっとした表情がネコバスみたい。人間側の主人公ヒックに獲物を分けて得意げな表情や鼻キッス、マタタビに酔っぱらうような表現は完全にネコ。ヘンな歯もネコの爪が出し入れ自由ってのが原型だろうねぇ。
でも、まぁ、彼らが積年の恨みを忘れて和解できたのは、人間とペットというふうに完全にカーストが固定されているからなんだろうな。もし、双方が人間で歴史を持ち、対等な関係を結ぼうとしたらうまくいかないんじゃないかと悲観してしまう。ドラゴン族と仲良くなったヒックなんかは、「裏切り者」ってことであの時点で処刑されていたかもしれない。
そして歴史好きにはボーナストラック。
ルーン文字でドラゴンの解説本が書かれていた!
北欧のルーン文字には詳しくないのでよくわからないけれども、碑文の文字っていう印象があるよね。ああいうふうに本を書く時にも使われていたんだろうか。何語で書かれていたのかはちょっとわからない。ルーン文字を読める人に聞いてみたい。ノルド系の言葉で書かれていたらおもしろいのだが。でも、あのルーン文字見たときには吹き出したし、興奮したなぁ。
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