ドキュメンタリー「上空での大惨事」
ナショナル ジオグラフィック チャンネル
衝撃の瞬間 (吹替版)シーズン5(2012)
第6話「上空での大惨事」
2002年、バシキール航空の旅客機がDHLの貨物機と衝突して空中分解したユーバーリンゲン事故。
これって、管制官のピーター・ニールセンが遺族(ビタリー・カロエフ)に刺殺されちゃった訳だけど、二つの状況がいっぺんに起こったときに一人しか管制官がいないような人員配置をした会社が一番悪いよなあ(有罪判決が出ている)。
日本でいえば、過密スケジュールで夜行バスが事故ったら運転手を責める、みたいなもんじゃないの。着陸するエアバスの方を誰か別の人が担当して、ニールセンはバシキール機とDHL機の方をじっくり見ていたら、事故は起こらなかったかも知れないのに気の毒だ。71人もの死者を出した事故を起こしてしまったら、精神的にもつらかっただろうに。
それでも、割と最近の事件なのに、ロシアが「我が道を行く」とばかりに、他のヨーロッパ諸国と違う常識を持っていたってのも驚きだ。ソ連時代ならいかにもありそうだけど、そうじゃない。
ロシアで航空機事故が妙に多い気がするけど、この辺に原因があるのかな。飛行機なんか多くの国の間を飛ぶんだから、安全に関するルールは細かの事までよくよく照らし合わせて共通にしておいて欲しいよな。まあ、TCASについては今は国際常識と同じになっているらしいけど、これほど続くと怪しいよな。文書化されてないところで常識がずれてるんじゃないかと疑ってしまう。
それにしても。
垂直尾翼を失っただけのDHL機も操縦不能になってしまうんだねえ……。ヘリコプターはテイルローターが壊れると墜落するから危険な乗り物、なんて言い方されることがあるんだけど、固定翼機だって同じようなもんじゃーあーりませんか。(←対抗してどうする)。
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