映画「スカイ・イーグル」
2011年トルコ
監督:オメル・ヴァルギ
キャスト:
アーメット…チャアタイ・ウルソイ
アイシェ…オズゲ・オズピリンチジ
ブルジュ…ハンデ・スバシ
タナチャン大尉…エンギン・アルタン・ドゥズヤタン
時節柄、時事ネタが入っていたらおもしろい、と思ってちょっと期待した。
領空侵犯機に対するスクランブルの場面から始まったので、
「すわ、某R国機か?! げ、撃墜するんですか?!」
とドキドキしたが、そんなこたーなかったぜ(そりゃそーだ←制作年的に・笑)。
戦闘機飛行中の危機的状況は、ちょちょっとあるだけで、肉親の死に目に会えなかったり、訓練が忙しくて恋人との関係が危なくなったり、コクピットでゲロを吐いたり訓練生から外されそうになる個人的な危機。
厳しいけどステキな戦闘機乗りのステキな訓練生活が描かれているのは、どこの国でも同じだっちゃー同じなんだが、主席で卒業したのが主人公の幼友達のアイシェだってところがトルコらしいかも。確か、アタテュルクの養女サビハ・ギョクチェンがトルコ初の女性パイロットだったはず。日本じゃあまり女性の戦闘機乗りも旅客機のパイロットも聞かないよな。アメリカだといるようだけど。
原題は「アナトリアの鷲たち」。トルコ空軍100周年記念にトルコ空軍の全面協力の下製作された映画だそうな。オーソドックスだけれども、今話題のトルコの空軍がどんな所か、他の国と違うのか、同じなのかちょっと見てみるにはちょうど良い。タイムリーでございました。
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