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2016年5月15日 (日)

映画「エージェント・ハミルトン」

「エージェント・ハミルトン 祖国を愛した男」トレーラー

2012年スウェーデン
監督:カザリン・ウィンドフェルド
キャスト:
カール・ハミルトン…ミカエル・ペルスブラント
モナ・アル・ファタル…サバ・ムバラク
サラ・ランドハグ首相…ペルニラ・アウグスト
ロブ・ハート…ジェーソン・フレミング
クルトフ…アレクサンダー・ノスィク
ベンジャミン・リー…レイ・フィロン
マリア・ソルスカ…ファニー・リスベルグ
マーティン・ラガバック…グスタフ・ハマーステン

 スウェーデン諜報機関のエージェント・ハミルトンはロシア人に化けて銃器などの密輸に携わっているロシアンマフィアに潜入中である。スウェーデンのノードフォース社製ミサイルがどんな組織に密輸されるのか監視するためだったのだが、彼らがアフガニスタンでゲリラと取引しているさなか、正体が露見してしまう。始まるなりハミルトン絶体絶命じゃないか!

 …ところが、ちょうどその時現れた謎の武装集団にロシアンマフィアもアフガンゲリラも一掃されてしまった。おそらく、彼らの持っていたミサイルを最初から狙っていたのだ。あまりに手際の良さに、百戦錬磨のハミルトンも一人逃れるのが精一杯。ミサイルは彼らの手に渡ってしまう。

 しかし、本当の悲劇はストックホルムに戻ってからおとずれた。数か月ぶりに恋人のマリアに会い、この仕事も引退して彼女と新しい生活に入りたい、などと考えていたはずなのに、彼女を反射的に殺してしまう。

 掠奪されたミサイルは、ソマリアでテロに使われた。ところが、このハイテク兵器の使い方を教えた人物(ラガバック)は、ノードフォース社員であり、そもそもこのミサイルがソマリアに渡る事にノードフォースが一枚噛んでいたようなのだ。ラガバックをソマリアに送り込んだセクトラゴン社のリーはテロに加担するのが嫌で逃げたが、彼はあまりにも知りすぎてしまっていた。ハミルトンはリーを保護する事になったが、そのためにセクトラゴンの背後にいる世界最大最強の武装組織と戦うことになる。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

 スウェーデンというと、武装中立国で武器も自国で色々作ってるってイメージだけれど、武器輸出にも何らかの縛りがあるみたいね。その辺を鬱陶しく思う武器メーカー・ノードフォース社が、世界最強の武装組織(←誰でも知ってる有名な組織だけれどもネタバレになるので内緒です)の力を借りて密かに紛争地域に武器をバンバン売り込もうと企んでる。その秘密を知ったソマリア・スウェーデン両首相を爆殺しちゃおうってんだから怖ろしい。でも、あの武装組織ならやりかねないよな。まぁ、スウェーデンだとパルメ暗殺事件なんてのもあったし…。「中立国」といってもその言葉の響きから受けるようなきれい事の理想論だけで済まされるものではなく、それを維持するには裏では暗闘が繰り広げられているのだ、となかなか生々しく感じられて良い映画だった。

   最後の場面、川か水路か、氷が微妙に張ったストックホルムの風景が美しく、クライマックスとも絡んでいるためかとても印象に残った。続編が作られるのが納得のでき。

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