ドキュメンタリー「ロシア:氷に隠された自然の神秘」
おお! 最近ニュースで「400年生きる」と話題になったニシオンデンザメの動いてる映像ではないですか!
場所はロシアと言っても極北も極北、北緯80度より上の地球のてっぺんにあるフランツ・ヨーゼフ諸島です。
表題に「氷に隠された」と謳っているけども、実際には氷河は溶けてるんですね。19世紀の写真と比べると一目瞭然。
同じくナショナルジオグラフィックの「北欧物語~生きる」でも、ホッキョクグマが島に取り残されて厳しい状況になっていたけれども、ここでも同じように取り残され、主たる獲物のアザラシが捕れなくなってるんですな。セイウチのコロニーはあるけど、あの牙にはさすがのホッキョクグマも太刀打ちできないか。ホッキョクグマが青々とした草(←これがもっさもっさに茂ってるのも問題かと思うが)を一心に食べてるっていうのも驚きです。クマは雑食とはいえ、ホッキョクグマが肉以外のものを食べている映像って珍しいかもしれません。
氷山の近くの水温の低い所の方が微細物がたくさんっていうのもおもしろいですね。極北の海は地味だけれども、全体が滋養たっぷりのスープみたいなものって事でしょうか。
温かい海の方が生物が豊かなように思い込んでいましたが、微生物っていうのはそれぞれの環境に適応してどんどん変化していけるんですね。これだけ氷の溶け方が激しいと、今までいた生物が死滅してしまうんじゃないか、と心配ではあるんですが、環境が変わればそれに順応した生物が繁茂していくんですかねぇ。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- C100では『ウンゲトゥの石像』@土東Q12b(2022.08.08)
- 『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』を読んで(2022.03.06)
- コミケット95ではありがとうございました(2018.12.31)
- 昨日はありがとうございました@Comiket94(2018.08.12)
- 『集史』序文をコミケ当日に配りたいよ@土西う29a(2018.08.09)
「ロシア」カテゴリの記事
- コミックマーケット100に参加します(2022.06.11)
- ついに出た『集史』「モンゴル史」部族篇の日本語訳!(2022.05.27)
- 『モンゴルの親族組織と政治祭祀 オボク・ヤス構造』を読んで考えたことなど(2020.08.16)
- C98に向けアラビア文字のタイポグラフィーについて考える(2020.03.08)
- コミックマーケット97に参加します(2019.12.28)
コメント