ドキュメンタリー「JFK:人生を変えた7つの起点」
ナショナル ジオグラフィック チャンネル
ドキュメンタリー「JFK:人生を変えた7つの起点」
J.F.ケネディに関するドキュメンタリーはたくさんあり、ナショナルジオグラフィックのほかの物もいくつか見たけれども、これが一番好きかな。
リアルタイムでケネディを知らず、ストレートなドキュメンタリーが一巡した後に、視聴率ほしさに奇をてらった陰謀論が盛り上がっていた頃にこの人を知ってしまったのがまずかった(笑)。
一方では正統的な見方として、あまりにも理想的な大統領として崇め奉られていたっていうのもまずかった。あまりにも聖人君子みたいな人に対しては「ケッ」と反感しか抱かないモノだし。
でも、このドキュメンタリーで「人臭さ」というか生身の人間として感じられるようになった。「グラマーな美女が大好き」とか正直すぎる(笑)。
当時のマリリン・モンローとの関係の扱いってどうだったんだろ? 今は公然の秘密みたいになってるけど、その頃は???
マスコミはみんな知ってるけどあえて記事にはせず、選挙民にはあまり知られていなかったって感じなんだろうか? どういう感じだったかは当時を知ってる人にしかわからないよね。
後の方の五つ(③ニクソンとの公開テレビ討論、④マリリン・モンローとのスキャンダルがばれそうになる、⑤キューバ危機、⑥市民権運動、⑦ダラスでの暗殺)は知ってたけど、最初の二つが案外大きくケネディの行動の方向性を決めていたみたいで興味深かったなぁ。やっぱり、表舞台に出てくる前の若い頃体験したことって重要だよなぁ。
政治家の健康問題ってのはいつでも弱点になるもんだけど、ケネディも病気持ちだったとは。いかにも若くて疲れを知らない大統領みたいに思っていたけど、それも虚像……と言って悪ければ「イメージ戦略」だったんだ。
ケネディも第二次世界大戦の時、魚雷挺に乗ってて日本軍の駆逐艦に撃沈されたことがあったんだねぇ。この世代は当然そういう人多くて日本に対して複雑な感情を抱いている人が多かったと思うんだけど、あんまりそういう恨み辛みを感じないのは、その頃のアメリカの眼中にはもう日本がなくなってた(ソ連の脅威の方が切実だったとかで)んだろうかねぇ? それとも日本人は被害者意識ばかりが強過ぎて、自分が相手にした酷いことを忘れるのが得意だとか?
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