ロシアのスペツナズが近々快適で高性能な極地用防護服を装備するらしいよ?
局地戦ではなく、極地戦ね。北極とか酷寒の地での戦闘用の新しい装備のお話し。
元ネタはこの辺→「ロシアのスペツナズが極地用ボディアーマーを与えられる」(イズベスチヤ)
いやいや、どこからの攻撃を想定しているのか、現状だって冬のロシアに攻め込むような無謀な国はないだろ、と思ったんだけど。今のままでもロシア軍の冬装備最強じゃないの? 冬将軍をものともしなかったのって、モンゴルとフィンランドくらいしかないじゃん。地図的にはアメリカが北から上陸して来そうな地形だけどさ。
まーなー、スペツナズ(特殊部隊)なら、活動するのはロシア国内ばかりじゃないかもしれないけど、それにしたって、あんまり使いどころが考えつかないぞ。
で、どんなのかっていうと、ドラグノフ狙撃銃で5~10mから撃たれても平気なヘルメットと、強風を防ぐジャケット、ズボンの一式。「アルモコム(「強化複合材」からとった社名)」の超堅牢素材センターが開発した微細な孔から水蒸気を逃がす構造になっている「フィルム状の布」でできているとか。
この「フィルム状の布」っていうのは直訳だけど、ゴアテックスのような水蒸気は通すけど水は通さない素材のことらしい。なんて言うのかな?
風を通さず、軽くて蒸れないから快適っていうんだけど、そういうの山歩き流行ってる日本でも売り出したら売れるかも。ヘルメットは御岳山とか火山の避難所備品用。火山弾は…防げるかな???
ただ、ロシアの、しかも軍当局の考える「軽い」は、レジャー用途で我々の考える「軽い」とは違うかもしれないのがちょっと引っかかる。このヘルメットが世界で最も軽いっていうんだけど、総重量1kgなんだって。…重いような気がするんだけど、いろいろ付いてるとこんなもんなんかね?
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コメント
別ブログで、ロシアの正規特殊部隊のスペツナズが、今回のウクライナとの戦争で、最近、壊滅的な打撃を受けて崩壊した、との情報を読んで心配しています。本当がどうかはわかりませんが。今回のウクライナとの戦争では、ロシアとウクライナの双方の情報戦、諜報戦の応戦と化しており、日本に入って来る情報も玉石混交で、どの情報が真実を表しているのかが今一つわかりません。
投稿: 匿名 | 2023年6月27日 (火) 19時48分