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2022年3月 6日 (日)

『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』を読んで

 YouTubeの「スカパー!」公式チャンネルにて、ディアトロフ峠事件についての海外ドラマの宣伝をしていたが、ゲストで出ていた荻田泰永さんのお話や写真がとても素晴らしく、極地(寒冷地)探検熱が蘇ってきて『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』や『北極読本』などを衝動買いした。

 意図して買ったわけではないのだが、『アグルーカの行方』で筆者と一緒に北極を歩いているのが荻田さんだった。と、いうか、日本人で北極を歩いて旅するなんて冒険家は荻田さんくらいのものなのかもしれない。序盤で荻野さんがホッキョクグマと格闘して(?!)撃退したシーンがあり、また久々に読んだ探検もの(ノンフィクション)だったせいもあってとてもおもしろかった。そして、胸をきゅんと締め付けられるような読後感がまたノンフィクションっていいなと思わせてくれた。現地調査は本当に大切。詳細な地図が付いているのも良かった。

 オカルト好きには有名なディアトロフ峠事件だけれども、フランクリン隊の運命の方がよっぽど謎だしゴア表現がきついかも。なにしろ129人も死者が出ているからね? 最新の工業技術だと信じていたものが次々と人命を奪っていくところも皮肉で怖い。ディアトロフ峠事件の方は、冷静に見ていくとなんだか普通の雪山遭難のような気もするし……。オカルトネタにされちゃうと、変な尾鰭がつくからなぁ。そういうのない方がロマンがあるし、怖いと思うんだけどねぇ。

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