2019年6月 9日 (日)

『大旅行記』の家島彦一氏の講演を聴きに行ったよ

第五回三笠宮オリエント学術賞授賞式の記念講演なのかな?

 家島彦一氏のイブン・バットゥータについての講演会を聴きに行ったよ。

 一般の人(私のような)も混じっているということで、あまり専門的な話ではないということだったけれども、イブン・バットゥータについて話しても話しても話し足りない、彼の旅行や手稿本について調べるのが楽しくて楽しくて仕方ない、というのがバンバン伝わってきて、平凡社東洋文庫の『大旅行記』もジョチ=ウルス関連のところしか読んでなかったけれども、そんなにおもしろいなら、他のところも読みたくなってきた(←思惑通りの反応?)。


最初から読んでみたくなってきた!

 だいたい、私の担当(?押し?)の時代は、テュルクでもモンゴルでもイスラムじゃない時代なので、イスラム世界の常識がイマイチわかっていないんだよねー。だから、ラシードの言ってることがナンノコッチャってところがある。特に『モンゴル史』第1章。『大旅行記』は註も充実しているから、楽しみながら読んでイスラムに親しんでおこう、と思った。

……てなことを考えながら地下鉄に乗っていたら、つい九段下まで乗り越してしまい、仕方なく降りる羽目に。で、久々にナウカに行ったら、オルホン、イェニセイだけでなく、タラス及びチュー、イルティシ、イリ、シル=ダリヤ、ヤイーク(ウラル)といろいろな場所で発見された古代トルコ=ルーン体(突厥)文字碑文・銘文の載ってる本があった!

Ancientturk001
こんなヤツ↑『古代テュルク文字の歴史と理論』

 Ancientturk003
中身はこんな感じ

 昨年のウィグル・ルーン体文字碑文の薄い本を作った時は楽しかったなぁ、やっぱ突厥・ウィグル碑文関連で何かやりたいよなぁ、と思ってしまった。

 夏には、『モンゴル史4』の改訂版を準備中。そろそろこれで部族篇も完成だからと、底本になっているロシア語訳『集史』の訳者ヘタグーロフさんに関するお話「交響曲第七番 レニングラード」をweb上で読めるように公開しておいた。

 しかし、ルーン文字関連のもやりたいし、ロシア人名に関する本についても相談中だし、あれもこれもやりたいこと多すぎ(笑)。
 やりたいこと全部にどっぷり浸かれるだけの時間と体力と集中力が欲しいもんじゃのぅ。

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2018年12月31日 (月)

コミケット95ではありがとうございました

 先日のコミケット95、歴史サークル「群雄」に来てくださった皆さま、どうもありがとうございました。

Comiket95

こんな感じで、「群雄」の中でも目立つところにおいてもらいました。

 前日まで、大掃除の一環でロシアの本を干したりはたいたりしていたら、目が腫れる腫れる。だけど、もう眼科は年末年始休暇で営業してない……ってんで、片目を腫らしたままで座ってました。うーむ肝心なときに……。しかも、帯とか考えたのに忘れてるし。

『モンゴル史』はともかく、古代トルコ・ルーン体文字碑(ウィグル可汗国時代)とか、作ってるときは熱中しているから気付かなかったけれども、実際モノができてみれば、「こんなマイナーな時代・地域って興味ある人いる~?」って、心配になってました。

 が、終わってみれば、多くの方に興味を持ってもらえたようでよかったです。

 前々から、『集史』のところどころ、突厥・ウィグル碑文に似てるなー、と思っていましたが、改めてじっくりウィグルの碑文を見てみると、「コピペ?」と思えるくらい似てる箇所が多々あるんですよねー。この辺を追求して行きたいけれど、ますます「需要あんのかソレ?」な沼に嵌まる……いや既にズブズブはまってるかもしれませぬが(笑)。

 はてさて、次に何をやったら良いものですかね~。

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2018年12月23日 (日)

年末寒波爺到来でもこれで大丈夫@土西へ17a

あわあわしてるうちに、コミケットまで1週間を切ってしまいました!
気になる年末の天気ですが……

本年最強寒波爺(ジェッド・マロース)襲来!

……だそうで。

ちゃんと足先ホカホカのヤツを用意しましたよ。

Hotcairo

露天のようなものなので、じっと座っていると冷えますが、ちゃんと対策しておけば、そんなに寒いとも思わないんですけどね。夏ノ方ガヨッポド地獄ジャ

何年か前にリアノーボスチが凍傷防止の心得として出していた動画には、

①朝食を食べる②アンダーシャツを着込み、靴下も履き、スニーカーでなくブーツを履く③手袋、マフラーをして帽子を被る

……なんてあったけど、その通りでしょう。特に朝食は大事よ。

……参加者は朝まで準備に追われ、亡者のようになってやって来るのかもしれないけど、朝ご飯しっかり食べると、随分違いますぞ~。

Deki2

このように本自体はできているので、何か配付資料ができないかと今やってます(汗)。

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2018年12月18日 (火)

『古代ウィグル可汗国 ルーン文字碑文関連資料集』できました@土西へ17a

古代ウィグル可汗国 ルーン文字碑文関連資料集』できました!

コミケplus Vol.11 (メディパルムック)」に群雄が出てるのに、何も新刊がないのは寂しいということで、急遽かき集めた……といっても2編だけ……ので寄せ集め感ハンパない薄い本ですが、興味のある方はゼヒ12月29日西"へ"17a群雄」に来て手に取ってみてくださいね。私も珍しく最初からイルはず……いるはずです。


○発掘! ユニークサークル「歴史系サークル」編 →独自のオタクライフを過ごしているサークルを特集←ココに出ているらしいゾ

 見所は、プーチンさんも訪れたことのある謎の古代都市遺跡ポル=バジン建設を命じた可汗の紀功碑文のことでしょうか。

 ポル=バジンは、テレ=ホリ湖上に浮かんだ無人の廃墟というのが、何とも謎めいていて廃墟好き心を「そそる」ので、ロシアでは結構写真集とかも出ているみたい。※どこかの出版社で翻訳出したいとなったら、ゼヒ私にやらせてね! ウィグル可汗国のことについても解説できるし、偉い先生より翻訳料安いし!!!(←売り込み)

 ポル=バジンがウィグルの遺跡だっていうのも、クワルナフの馬頭さんに作ってもらった地図を見れば一目瞭然。もともとトゥヴァはモンゴルの一部だったわけだから、「ロシアに中国風の城郭都市が?!」って事でビックリした人も多いかもしれないけど、地理的位置を見れば、「何だ、近いじゃん!」ってなりますよねー。

 で、トゥヴァは毎年プーチンさんが夏休み過ごしにいってる割には(これもこの領土はロシアのもの、絶対モンゴルに返したりしないってパフォーマンスだろうが)、トゥヴァ行きモスクワ発の直行便がなかったりしてここどうやって行くの?って思ってたんだけど、モンゴル側から行けばハイウェイが通っているそうな。なぁんだ、昔からの結びつきはやっぱりモンゴルの方が強いじゃんって思いましたぞ。現代の国境線に惑わされてはいけませんな&一度ウラーンゴム辺りを経由してトゥヴァにも行ってみたいものですな。

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2018年11月14日 (水)

コミックマーケット95に参加します

コミケット95「群雄」土曜日西地区 "へ " 17a

 群雄堂書店は、冬コミ参加しますよ~。

 薄いけど、ウィグル=カガン国時代のルーン文字碑文関連の資料翻訳済みなので、何とかして出したいと思います。本当にうっすいケド(32頁くらい?)……。

 まだ、荒訳しただけだけど、既にクワルナフの馬頭さんにカッコイイ地図を作ってもらったので、落とすわけにはいかない。自分で自分の尻に火を付けてみた!みたいな(笑)。

 なんでも、群雄は夏に取材を受けた何とかいう雑誌に載るとかなんとかいう噂なので、全く新刊がないのは寂しいなーと思ってひねり出しました。夏コミから時間がないからこんなんで許してー……っていうか、さっさと校正しろー>自分

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2018年8月29日 (水)

プーさんの夏休みに思う冬に出すかもしれないウィグル本の話

 こちらプーさんの夏休み@トゥヴァです。↓

Отдых в Туве: как Путин провёл выходные на Енисее (プーチンの休日@エニセイ)

 トゥヴァは、接待しているショイグさんの出身地でもあるけど、こういう帰属問題があるところに積極的に大統領が出向いてパフォーマンスするってのは、「ここはロシアの領土である」という強いアピールでもあるんだろうね。

 トゥヴァにあるポル=バジン遺跡についての研究に国からお金が出るってのも、まぁ、その一環なんじゃないの。んで、どんどん研究成果を出して各国の研究者が引用していけば、ロシアの一部というイメージは固まっていくわけじゃん?

 で、突然なんでトゥヴァの話を始めたかって言うと、先日のコミケットで、露語版『集史(年代記集成)』へロマスケーヴィチの書いた序文を配ったけど、「手作業でやるの大変だから、印刷に回したらどうか?」と、編集長から提案があったんだよね。

 でも、8ページだと「薄い本」というよりはチラシ。

 なので、先日の編集会議(という名の飲み会)で、「せっかく印刷に回すなら、以前ポル=バジンについての論文を読んで半端に訳したのがあるから、どうせ小冊子を出すならそれの方が良いんで内海?」ちう話をしたわけ。ウィグル=カガン国のルーン体文字の碑文については、大昔に訳したのが他にもあるし。

Sweets
編集会議で食した中近東のスイーツとコーヒー

 と、いうわけで、もしかしたら冬コミには、ウィグルの突厥文字碑文についての薄い本が出るかもしれないです。

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2018年8月12日 (日)

昨日はありがとうございました@Comiket94

 昨日のComiket94は、暑かったけれど、2日ほど前まで台風でこもっていた熱気が洗い流されて、最悪の事態は免れて良かったです(コミケ雲は発生しませんでした)。

Comiket94

 こんな暑い中、「群雄」に来て下さった方、ありがとうございます。

 当日の朝、近所のコンビニで「両面コピー失敗したー!」とか焦りに焦りまくって、配付資料作ってた私は、出遅れてたようです。

 前日までに用意しとけよって話ですが、ギリギリまでできるだけ良いもの(というか、あとで間違いに気付いて恥ずかしくならないもの)作ろうって思うのは、みんな同じだよね?(たぶん)

 しかも、『モンゴル史』「部族篇」1、3ともに第3版なので、そんなに出ないだろうとタカをくくってあまり持って行かなかったので、わりと早くなくなってしまいました。後の方に来た方、申し訳ありませんでした。

 ……「部族篇」を全部訳し終わったので、「私の役目は終わった……」と思っているところです。編集長が「チンギス=カン紀?」とか無茶ブリをしてくるのですが、ベーシックインカムでも導入されない限り無理です。……で、冬は何をするかが問題です(3か月しかないからねぇ)。

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2018年8月 9日 (木)

『集史』序文をコミケ当日に配りたいよ@土西う29a

 東洋学者ロマスケーヴィチが書いた『集史』第Ⅲ巻序文、なんとかやっつけた!

 よくわかってない私が何か書くより、この序文読んだ方が『集史』や、今回出す「部族篇」1~4の背景がわかると思うよ~。だから、パンフレット代わりに土曜日配ろうかなと。

 しかしながら、冊子にするには4の倍数頁でないと都合が悪いので、今回は注は入れられない。完全版を無料公開してもいいけど、ペルシャ語がどばーっと入っているので、KDPくらいしか完全版アップする場所がなさそうなのが悩みの種……。

Romaskevich

アレクサンドル=アレクサンドロヴィチ=ロマスケーヴィチ
(たぶん合ってる)

(元ネタはこの辺りだったか?→ http://www.orientalstudies.ru/rus/index.php?option=com_personalities&Itemid=74&person=747)

レニングラード封鎖で亡くなっているようなので、ソ連版『集史』第Ⅲ巻(イル=ハン国史)が出た頃は、既に故人なのよねー。

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2018年8月 4日 (土)

『集史』ロマスケーヴィチ序文を訳してみたよ@土西う29a

なんだか実感がわかないうちに、コミケまで1週間になってしまった! ヤバイ。8月に入ったら、シベリア並に暑さも収まるかと思ったらまだ暑い! どうする?!

7月中は、本はできたし、アレクサンドル・ロマスケーヴィチの序文をザックリ訳したので(10頁ほど)、当日パンフレット代わりに配布できるように、まっとうな日本語にする作業をしているんだけど、なんだか危うくなってきた(笑)。

Preface
※こんなに直しているようじゃ間に合わねぇ!

ソ連で『集史』の訳と校訂本づくりをやろうってなったいきさつやらなんやらが書いてある。あと、「部族篇1」の最初に書いた写本についての話とか。人名地名の表記をどうするか、比定するのに参考にした本とか。「凡例」みたいなこと。『モンゴル史』の内容自体に直接の関係はないといえば、関係ないんだけど、本としてはあった方がいいんだろう。

『集史』の出版が始まった頃には、ロマスケーヴィチはもう死んじゃってるくらいだから、研究史の内容は古いんだろう。各写本の位置づけとか、素人には今一つワカラナイので、本当は本物の『集史』研究者に解説してもらえるといいんだけどなー。ワシハヨクシラン。シロウトダシ。

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2018年7月26日 (木)

モンゴル史部族篇1と3完成しました@土西う29a

「部族篇」1と3の第三版、できてきましたよ!

Buzoku12345
『モンゴル史』翻訳のきっかけとなった「部族篇3」が一番薄く(64頁)なってしまった!

 印刷お願いしたポプルスさんの印刷機(?)の性能が向上したのか、裏表紙の写真が第二版よりクリアになってる気がするんだよね~。

 みなさんもノート代わりに何度も読み返したり、字を書き込んだり、付箋貼ったりして、ボロボロになるまで使い込んで欲しいです。そして、新しい版が出たらどんどん更新していただく!!!

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こんな風に本棚に並べてね!

 まあ、その前に、「誤訳だ!」とか「誤植(つーか、誤変換)だ!」とか「この解釈は違うだろ!」とか「訳者が呪われて眼から血が出たって本当ですか?(本当です)」などとツッコミを入れてくれると喜びます(←マゾ?)

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