2017年10月16日 (月)

ドキュメンタリー「イカロス」

「イカロス」オフィシャル・トレーラー

2017年アメリカ
監督:ブライアン・フォーゲル
出演:
ブライアン・フォーゲル
グリゴリー・ロドチェンコフ

 あこがれのアスリート・ランスがドーピングをしていたことを知ったブライアン。しかしランスは、薬物検査を何度も受けたことがあったにもかかわらず、常に陰性だったのだ。
 ブライアンはアスリートの薬物検査がザルであることを自らの身体で証明しようと思い立つ。筋肉増強剤には処方箋が必要だし、ドーピング検査に引っかからないようにするには、医師の助けが必要だ。知り合いの医師に相談したものの、彼はいざドーピングプログラムを始める段階になって後込みしだした。自分の名誉が傷つくのではないかと。
 そして、代わりに彼が紹介してくれたのが、モスクワにいるグリゴリー・ロドチェンコフ。ロシアのアンチドーピング機関のモスクワ所長だった。

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

 最初は、「スーパーサイズ・ミー」か、ユーチューバーが「ドーピングやってみた」みたいなノリなんだよね。
 薬物検査って案外精度が思うようなモノでない、雑だったりあまりにも敏感すぎるってのは、「怪しい伝説」でもやってたっけ。アンパンの上に付いてるケシの実で麻薬反応が出て、薬物中毒の嫌疑を掛けられてクビになる「都市伝説」をウソかホントか自分の身体で実験するってヤツ。
 自分の体感でも、会社の健康診断の検査なんてあてにならんってのは思うもんね。

 そんな体当たり系のドキュメンタリーだったのが、ロドチェンコフが「自分がロシアのドーピングスキャンダルの中心人物としてドイツの映画に取り上げられたゾ」とブライアンに知らせてきた頃から、うっすらきな臭い感じになってくる。
 WADAから嫌疑が掛けられていて、自分は危険人物だなんて、ロドチェンコフは冗談めかして言ってたが、ついにはあの世界的な大スキャンダルに発展してしまう。

 しかもこれ、非常に命がヤバイ話に見える。死人が出てるし。そんな中でもブライアンは、よく友人を最後まで助けた。スポーツ・ジャーナリストで、こういう政府の陰謀を好んで追うタイプには見えなかったんだが、さすが自由の国アメリカのジャーナリストだって思った。

 あと、ロシア的なことをアメリカ的な解釈で見ている感じがする。ロドチェンコフが、「WADAは宗教だ」って言ってるところをみると、二重思考ってのは、二重信仰と関係あるのかもな。本音と建て前が大きく乖離していても、特に矛盾を感じないっていうのは、帝政ロシアの昔から言われていることだから、社会主義時代とは関係なく、国民性のようなもんなのかも。

 あ、でも本音と建て前が全然違うのは、日本人も同じか(笑)。

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2017年10月 8日 (日)

映画「叙情」

叙情

2016年ロシア
監督:ニコライ・ブルラク
キャスト:
ゲンナディー・シーモノフ…セルゲイ・ヴァルチュク
シーモノフのファン…ガリーナ・ボカシェフスカヤ
プロデューサー…セルゲイ・ノヴォジロフ
アリビナ・ガリャーモヴァ…ダーシャ・サヴェリエヴァ
監督…アレクサンドル・テューヒン
スタス…マクシム・コロソフ
ヴァシリッサ・ブベンツォーヴァ…リーザ・アルザマソヴァ
審査員長…ユーリィ・チェルノフ

3話オムニバス形式、ちょっとほっこりする感じのコメディー。

第1部
ソ連時代はとても有名だったけど、今はすっかり落ちぶれた俳優のシーモノフが久々に地方巡業(ブラゴヴェシェンスクらしい)にお呼びがかかり、行ってはみたものの誰も彼を知らなくて情けなくなるが……というちょっと良い話。

第2部
大道具係のガリャーモヴァがなぜか舞台を仕切ってる。ボクシングのセコンドかってほど、俳優同士の殴り合いを焚きつけ、監督も匙を投げるドタバタに。

第3部
かわいいけど演技が下手な女優ヴァシリッサに惚れたディレクターのスタスが、あらゆる手を使って彼女に賞を取らせようと奮戦する。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

1は良かった。何かに打ちこんだことのある人なら感じるところがあるはず。これをシメにした方が良いんじゃないかなぁ、と思った。
2は声当てる人次第かも。ガリャーモヴァの関西のおばちゃんみたいなノリと妙な間はおもしろいけど、実際にあんなに引っかき回したんじゃ舞台が成り立たない(笑)。
3は、ヴァシリッサがアホの子っぽくて、コイツに大きな賞あげちゃいかんだろ、となんか同情できなかったなぁ。しかし、男はかわいい子に弱いから。

「ロシア映画祭 in 東京」で上映されたもの。で、字幕もなんか素人っぽいというか、普通の人がやったのかもしれない。普段自分たちは、「字幕日本語文法」的なものに慣らされているんだなぁ、と思えて新鮮だった。

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2017年9月17日 (日)

南ウラルで新しい岩画が見つかったって!

Daiougusokumushi

 先日、「深海展」見に行ったついでに科博の常設展でヨーロッパ古代の洞窟画(岩壁画)の展示を眺めてニヤニヤしてきたところに、こんなニュースが出てくるとはタイムリーだなー。

 モスクワ大学の学生が南ウラルの洞窟で新しい石器時代の線刻画を発見(タス通信)※画像あり

 旧石器時代の岩画ということだけれど、ひっかき傷っぽくもあるけど、何かを示しているような……? ヨーロッパの岩画とは、画のスタイルが違うとのこと。確かにこないだ見たヨーロッパの岩画にこんな感じのは、なかったかもなあ。

 場所は、チェリャービンスク州のイグナチエフ洞窟(ヤマズィ=タシ→Wikipedia)と、バシコルトスタン共和国のカポヴァ洞窟(シュリガン=タシ→公式サイト)。

 イグナチエフ洞窟に旧石器時代と見られる岩壁画があるってことは、18世紀から知られていたみたいね。Wikipediaに赤で描かれた狩りの様子やヘビの画が出てるゾ。 赤い顔料はどこでも使われるんだね。血の色だから、力のモトだとどこの誰でも考えるのかな? 血がなくなると力抜けちゃうもんね。

 カポヴァ洞窟の岩画は1959年発見だそうで、毛サイやマンモスの岩画でこちらも知られているんだそうな。サイトを見る限りでは、観光でも行けそう。

 こういうの見て回ったら楽しいだろうな。今ならロシアでも、丹念に調べて岩画巡りできそうな感じがするね。でもさ、きっとロシアの地図見て回れそうに見えても日本と縮尺が違うから、「おっ、近いじゃん。ちょっと足延ばして……」と思ってもすごく離れているんだろうな。

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2017年8月12日 (土)

モスクワの花火フェスに身長5mのユーリィ・ドルゴルーキー・ロボが登場

 8月19日、20日に開催されるモスクワ国際花火フェスティバルに、身長5m、体重1tのユーリィ・ドルゴルーキー・ロボが登場するらしいぞ。

 こういうやつ。

Dolgorukii_vn3
(モスクワ市のサイトより。)

 ユーリィ・ドルゴルーキー(~1157年)はモスクワ川のほとりに砦(クレムリ)を築いた人物。モスクワの開祖ということで、今年のフェスティバルの主役に抜擢されたとか。

 ユーリィ・ドルゴルーキー・ロボは、18日からブラテーフスキー公園に設置されるそうな。しゃべったり剣を振り回したりもできる。国際花火フェスティバルには日本の花火師も参加するというから、日本人も割と行くのかもね。

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2017年5月18日 (木)

ドキュメンタリー「ホワイト・ヘルメット―シリアの民間防衛隊―」

ホワイト・ヘルメット―シリアの民間防衛隊―

2016年イギリス
監督:オーランド・ヴォン・アインシーデル

 シリアで活動している民間防衛隊ホワイト・ヘルメットについてのドキュメンタリー。ホワイト・ヘルメットは2013年に発足した民間の救助隊。

 アレッポでの空爆シーンで、
「ルーシー、ルーシー!」
と上空の機影を指さして叫んでいるのを見ると、なんだかアフガニスタンを思い出す。このドキュメンタリーで見る限りでは、普通の町に空爆して何の意味があるのか、と疑問に思ってしまう。

 でも、どうなんだろうか。何もわからないよね。アフガン侵攻当時のタリバンも正義の戦士みたいな扱いだったの見てるから。今じゃアメリカがタリバン幹部をドローン爆撃でしょ。まるで正義のように描かれても、誰の正義かわからないじゃん……というか、立場の違いがあるだけで正しいことなんかないのかもしれないじゃん。
 化学兵器使ったから人道に反するのなんのって言ったって、そこで何でアメリカが乗り出してくるのよ? 脈絡がないし、意味分からん。もちろん、ロシアだって何やってるんだって思うけどさ。アフガニスタンと同じようなことまたやるの? 結局失敗したのに? 学ばないの? 懲りないの?ってさ。

 半分以上はトルコでの訓練の様子だったから(1か月もかかるそうな)、正直、尻すぼみな感じはした。  とはいえ、そうして訓練しているうちにも、ホワイト・ヘルメットの仲間や家族が爆撃でどんどん死んでいくって、本当に厳しい状況だってのはわかった。

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2017年5月12日 (金)

ドキュメンタリー「なぜ我々は戦うのか:バトル・オブ・ロシア」

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1943年アメリカ
監督:フランク・キャプラ/アナトーリィ・リトヴァク
キャスト:
アレクサンドル・ネフスキー…ニコライ・チェルカソフ
ピョートル一世…ニコライ・シモノフ

 5月9日は、対独戦勝記念日なのでついさっきまで、赤の広場やら宮廷広場やらのパレード見てた。さすがに、リアルタイムじゃないけど、YouTubeにばんばんでてるからねー。
 そこで見たのと同じ赤の広場でパレードやってる映像で始まったので、テンション上がって全部見れたよ。

 挿入歌のせいか、なんかソ連の映画みたいだったな。なんつーかツッコミどころ満載で。
 そもそも、公式なプロパガンダ映画なのに、ロシアロシア連呼してるのはなんじゃ。ソ連だっちゅーに。あるいは、ロシアとソ連の違いさえわからない人(アメリカ人の大部分?)を教育するって意味合いもあるのかな。

 なんつったって、ロシア戦いの歴史をアレクサンドル・ネフスキーから説き起こしておる。そこから説明するのかい!!! っていうか映画そのまま引用だった。

1242年 氷上の戦い (映画「アレクサンドル・ネフスキー 」から)
1709年 ポルタヴァの戦い (映画「ピョートルⅠ世」から)
1812年 ナポレオンのモスクワ遠征(祖国戦争)
1915年 第一次世界大戦

 祖国戦争も映画かもしれないけどわからないな。第一次世界大戦は記録フィルムかな?

 侵略される歴史の次は、ソ連の地理の勉強。……だけど、カフカスの諸民族のとこ、間違ってないか? 英語字幕は確かにチェコになってるけど、チェルケスって言ってるように聞こえるぞ? イングーシの次に来るんなら、チェコはオカシイだろ。

 これさー、家々部屋部屋を防衛拠点にするとか焦土作戦とか、まるで良い戦略のように描いてるけどどん引きなんだけど。平和ぼけの現代人の感覚だからそうなるだけで、これを見た1943年時点のアメリカ人は違うのかな……。日本との戦争真っ最中だから、これでもソ連を助けようって気になったんだろうか。

 ともかくこの映画、パブリックドメインだから、字幕なし版ならYouTubeにもあるんだよね~。オリジナルは90分のはずなのに、Amazonビデオはなぜか35分になってるから、探してみるのもいいかも?

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2017年3月30日 (木)

ドキュメンタリー「ハッピー・ピープル タイガで暮らす一年」

Happy Peopleトレーラー(ワンコ走りバージョン)

2010年ドイツ/ロシア
監督:ウエルナー・ヘルツォグ/ドミートリィ・ヴァシュコフ
キャスト:
ニコライ・シニアエフ
ゲンナジー・ソロヴィヨフ
アナトーリィ・タルコフスキー

 エニセイ川中流バフタに暮らす人たちの暮らし。ロシアのTVシリーズを90分にまとめたもの。元のヤツは、ヴァシュコフ本人がTouTubeにアップしているのを見られる。ロシア語だけど

 タイガの中で黒貂を獲って生活しているハンターたちが、
「この暮らしがもっとも幸せだ」
と言ってるのは、『集史』に出てくるモンゴル時代の森の民が、
「ここの暮らしより良いものはない!」
と言って、羊を飼う暮らしを嫌悪しているのを思わせる。ラシードは、彼らが井の中の蛙でもっと良い生活を知らないからだと言いたげだけれど、そうじゃないのかもしれない。
 自分の力量だけが頼りの厳しい暮らしでも、誰にも束縛されず自分自身にだけ従っていれば良いという暮らしを好むということなのかも。そういう他人に支配されるのを嫌う人たちを、指揮官の命令には絶対従う兵隊にしたてるのは大変そうだ。だから、森のウリャンカイは軍隊に編成して戦に行かせたりせずに、チンギスの墓を守る役割を与えられたのかもしれないな。一人で墓所をパトロールなら得意そうだし。そういう適材適所に配したのは誰なのかねー。チンギスかな?

 村まで道がないって村はシベリアには他にも結構ありそうだね。まぁ、エニセイ河が道のようなもんだけど。エニセイ河畔の村の暮らしに興味のある人は、必見。
 ケート(エニセイ・オスチャーク)もちょっと出てるけど、特有の文化の紹介がほとんどないほどに、伝統文化は忘れ去られちゃってるとはねぇ。オンゴンみたいな家の精の人形を持ってたおばあさんも、家が火事になって村を離れてしまうし……。

 熊に食べられないように、木の高いところに食料をしまっておく話は、樹上葬の始まりはそういう事だったのかなーなんて考えさせられた。
 やっぱり、シベリア森の暮らしは興味深いんだけど、蚊がなー。夏のあのやけにでかい蚊が雲のようにまとわりつくのは、勘弁して欲しい。

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2017年3月18日 (土)

映画「レジェンド・オブ・ヴィー 妖怪村と秘密の棺」

レジェンド・オブ・ヴィー 妖怪村と秘密の棺(字幕版)

2014年ロシア/ウクライナ/チェコ
監督:オレーク・ステプチェンコ
キャスト:
ジョナサン・グリーン…ジェイソン・フレミング
パイシィ司祭…アンドレイ・スモリャコフ
ペトルーシ…アレクセイ・チャドフ
ナストゥーシャ…アグニヤ・ジトコフスキテ
ソートニク(百人隊長)…ユーリィ・ツリーロ
パンノチカ(お嬢様)…オリガ・ザイツェヴァ
ホマー…アレクセイ・ペトルゥヒン

 一部マニアの間で語りぐさになっている、ソ連時代のホラー映画『ヴィー(邦題:妖婆 死棺の呪い)』(1967年)のリメイク。むしろ二次創作か。テイストは、『ジェヴォーダンの獣』や『スリーピー・ホロウ』に似てるかな。イギリス人地理学者のジョナサンが、「お嬢様を殺したのは誰なのか? そもそもなぜ殺されたのか?」を科学的に探るというサスペンスになってる。もちろん、そんなことは原作にも書かれてはいないが。
 しかも、続編でジョナサンは中国に行くらしい。そこまでいったら、もはやヴィーとは関係ないじゃん……。

 1967年版はゴーゴリの原作をうまく映像化していて、あれ、リメイクする必要あんの???って感じだったから、今更同じことやってもしょうがないといえばしょうがない。幸い、邦題からは言わなきゃリメイクとは気付かないから、全く別物として見るのが吉かもしれないね。それにしても、司祭の行動の意味がサッパリわからんのだけれど。

 妖怪どもは……主役のはずのヴィーでさえ、回想と幻想の中でしか出てこないんだよなぁ。蹄のバケモノなんかは結構好きだけど!
 ヴィーは聖者カシヤーンみたいだった。いにしえの神のなれの果てだったら、もっと貫禄あってもいいような気もするが、不死身のカシェーイなんかも痩せた老人の姿で描かれるから、ああいうのが強力なバケモノのイメージなのかもなー。おもしろいね。

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2016年12月26日 (月)

コミケット91に参加します@30西ほ-10a

 あわあわあわ……とあわあわしているうちに、もう年末ですよ。2016年も今週で終わりです。

 コミケット91、群雄堂は30日(金)西地区“ほ”ブロック-10a、新刊ありますよ~。……私はないですが。
 夏の「部族篇4」で力尽きました。これで『モンゴル史』「部族篇」は全巻揃ったのでどうかお許しを。……え?「序文」はどうなったかって? あーあーあーあーあー聞こえない(ぉぃぉぃ)。

 お詫びにこんなパンフレットを作ってみましたので、当日お立ち寄りの際は、もらってやって下さいまし~。

Organa

……うん、作った。大河ドラマ便乗ネタで作りましたよ。

でもね、いまだにオルガナ?オルキナ?ウルケネ?オルクナ?どれ? と迷ってて、コピーに踏み切れず悩んでるんです。うーん、うーん。どうしたらいいのか……。


「ラノベのようにすらすら読めるシリーズ」もちっとも進んでない~る~るるる~。(←壊れた)

 何もかも中途半端で当日に臨みそうな気がしますが、何卒よろしくお願いします。

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2016年11月29日 (火)

ロシアの警察犬は防弾ベストを着てテロリストに突撃するらしいよ?

 突撃犬ってローマ時代かよ、と思った。
 軍用犬って、ローマの昔はマスチフ系のマッチョなイヌが武装して戦場で戦ってたらしいから、先祖返りですな。

 元ネタはこの辺→「ロシア特殊部隊の突撃犬、超軽量防弾ベストを受け取る」(イズベスチヤ)

 耐寒ボディーアーマー(ヒト用)でも取り上げた「アルモコム」社の特殊素材でできたちょー軽いイヌ用ボディーアーマーのお話。イヌが走り回ったり跳び掛かったりするとき足の動きを妨げない構造になってるそうな。鼻面あてや喉輪、籠手のような部分的なアーマーもあるそうな。バイザーもあると書いてあるけど、イヌは自分で上げられないよな……。

 GIGNとかGSG-9のようなヨーロッパの最近の特殊部隊は、対テロ対策でこういう突撃犬を使うのがトレンド、みたいに書いてあるけどほんまかいな? そもそも、わんこにもそういうボディーアーマーが必要だと強く認識されたのが、パリ同時多発テロ(2015年)。フランス国家警察特別介入部隊RAIDとテロ容疑者がサン=ドニで銃撃戦になったとき、ディーゼルというベルギー・シェパードが殉職した事件からなんだって。

 地雷探知犬にチェーンメイルみたいなのを着せて、職務遂行中の事故に備えるって話も出てて、犬版「ハート・ロッカー」?
 それどころか、パラシュート降下やロープつり下げ昇降時にも対応できる防弾ベストもあるんだってよ。イヌにもそんなのやらせるんだ(汗)。
 今時のイヌは、随分たいへんなお仕事しているようで……。

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