2018年12月23日 (日)

年末寒波爺到来でもこれで大丈夫@土西へ17a

あわあわしてるうちに、コミケットまで1週間を切ってしまいました!
気になる年末の天気ですが……

本年最強寒波爺(ジェッド・マロース)襲来!

……だそうで。

ちゃんと足先ホカホカのヤツを用意しましたよ。

Hotcairo

露天のようなものなので、じっと座っていると冷えますが、ちゃんと対策しておけば、そんなに寒いとも思わないんですけどね。夏ノ方ガヨッポド地獄ジャ

何年か前にリアノーボスチが凍傷防止の心得として出していた動画には、

①朝食を食べる②アンダーシャツを着込み、靴下も履き、スニーカーでなくブーツを履く③手袋、マフラーをして帽子を被る

……なんてあったけど、その通りでしょう。特に朝食は大事よ。

……参加者は朝まで準備に追われ、亡者のようになってやって来るのかもしれないけど、朝ご飯しっかり食べると、随分違いますぞ~。

Deki2

このように本自体はできているので、何か配付資料ができないかと今やってます(汗)。

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2018年12月18日 (火)

『古代ウィグル可汗国 ルーン文字碑文関連資料集』できました@土西へ17a

古代ウィグル可汗国 ルーン文字碑文関連資料集』できました!

コミケplus Vol.11 (メディパルムック)」に群雄が出てるのに、何も新刊がないのは寂しいということで、急遽かき集めた……といっても2編だけ……ので寄せ集め感ハンパない薄い本ですが、興味のある方はゼヒ12月29日西"へ"17a群雄」に来て手に取ってみてくださいね。私も珍しく最初からイルはず……いるはずです。


○発掘! ユニークサークル「歴史系サークル」編 →独自のオタクライフを過ごしているサークルを特集←ココに出ているらしいゾ

 見所は、プーチンさんも訪れたことのある謎の古代都市遺跡ポル=バジン建設を命じた可汗の紀功碑文のことでしょうか。

 ポル=バジンは、テレ=ホリ湖上に浮かんだ無人の廃墟というのが、何とも謎めいていて廃墟好き心を「そそる」ので、ロシアでは結構写真集とかも出ているみたい。※どこかの出版社で翻訳出したいとなったら、ゼヒ私にやらせてね! ウィグル可汗国のことについても解説できるし、偉い先生より翻訳料安いし!!!(←売り込み)

 ポル=バジンがウィグルの遺跡だっていうのも、クワルナフの馬頭さんに作ってもらった地図を見れば一目瞭然。もともとトゥヴァはモンゴルの一部だったわけだから、「ロシアに中国風の城郭都市が?!」って事でビックリした人も多いかもしれないけど、地理的位置を見れば、「何だ、近いじゃん!」ってなりますよねー。

 で、トゥヴァは毎年プーチンさんが夏休み過ごしにいってる割には(これもこの領土はロシアのもの、絶対モンゴルに返したりしないってパフォーマンスだろうが)、トゥヴァ行きモスクワ発の直行便がなかったりしてここどうやって行くの?って思ってたんだけど、モンゴル側から行けばハイウェイが通っているそうな。なぁんだ、昔からの結びつきはやっぱりモンゴルの方が強いじゃんって思いましたぞ。現代の国境線に惑わされてはいけませんな&一度ウラーンゴム辺りを経由してトゥヴァにも行ってみたいものですな。

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2018年11月14日 (水)

コミックマーケット95に参加します

コミケット95「群雄」土曜日西地区 "へ " 17a

 群雄堂書店は、冬コミ参加しますよ~。

 薄いけど、ウィグル=カガン国時代のルーン文字碑文関連の資料翻訳済みなので、何とかして出したいと思います。本当にうっすいケド(32頁くらい?)……。

 まだ、荒訳しただけだけど、既にクワルナフの馬頭さんにカッコイイ地図を作ってもらったので、落とすわけにはいかない。自分で自分の尻に火を付けてみた!みたいな(笑)。

 なんでも、群雄は夏に取材を受けた何とかいう雑誌に載るとかなんとかいう噂なので、全く新刊がないのは寂しいなーと思ってひねり出しました。夏コミから時間がないからこんなんで許してー……っていうか、さっさと校正しろー>自分

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2018年8月29日 (水)

プーさんの夏休みに思う冬に出すかもしれないウィグル本の話

 こちらプーさんの夏休み@トゥヴァです。↓

Отдых в Туве: как Путин провёл выходные на Енисее (プーチンの休日@エニセイ)

 トゥヴァは、接待しているショイグさんの出身地でもあるけど、こういう帰属問題があるところに積極的に大統領が出向いてパフォーマンスするってのは、「ここはロシアの領土である」という強いアピールでもあるんだろうね。

 トゥヴァにあるポル=バジン遺跡についての研究に国からお金が出るってのも、まぁ、その一環なんじゃないの。んで、どんどん研究成果を出して各国の研究者が引用していけば、ロシアの一部というイメージは固まっていくわけじゃん?

 で、突然なんでトゥヴァの話を始めたかって言うと、先日のコミケットで、露語版『集史(年代記集成)』へロマスケーヴィチの書いた序文を配ったけど、「手作業でやるの大変だから、印刷に回したらどうか?」と、編集長から提案があったんだよね。

 でも、8ページだと「薄い本」というよりはチラシ。

 なので、先日の編集会議(という名の飲み会)で、「せっかく印刷に回すなら、以前ポル=バジンについての論文を読んで半端に訳したのがあるから、どうせ小冊子を出すならそれの方が良いんで内海?」ちう話をしたわけ。ウィグル=カガン国のルーン体文字の碑文については、大昔に訳したのが他にもあるし。

Sweets
編集会議で食した中近東のスイーツとコーヒー

 と、いうわけで、もしかしたら冬コミには、ウィグルの突厥文字碑文についての薄い本が出るかもしれないです。

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2016年2月 7日 (日)

Kindle出版またやってみたよ

「部族篇4」ウリャンカタイの雲南(カラジャン)遠征が終わりました!

第四章の目次で言うと、つまりこういう事です。

第一部 ダルレキンと呼ばれる諸部族
  ウリャンカト    ←今ココ!
  クンギラト
  ウリャウト
  フゥシン
  スルドゥス
  イルドゥルキン
  バヤウト
  キンギト

第二部 ニルンと呼ばれる諸部族
  カタキン
  サルヂウト
  タイヂウト
  ハルタカンとシヂウト
  チノス
  ヌヤキン、ウルウト、マングト
  ドゥルバン
  バァリン
  バルラス
  ハダルキン
  ヂュリヤト
  ブゥダト
  ドゥクラト
  イィスト
  スカン
  クンギヤト

……ま、間に合うのか?>自分

 さて、ウリヤンカダイが苦戦したカラジャンとはなんぞや?という理解を深めるため(?)、『ガルーダ 南詔王国の勃興』というラノベ(自称)をKindle版で公開してみました!

Garudahyoshi

←表紙、なんだか昭和の怪獣映画のポスターみたいな……(笑)。
YouTubeで「デストロッヤァァァ!」って叫んでるゴジラ解説をBGVにして作ったせいだろうか。
まぁ、あれにも「ガルーダ」って出てるけどさ。

 今回は他のKindle本を見たり、一太郎の新しいバージョン(EPUB、mobi対応)を導入したりして改良を重ねたので、格段に読みやすくなっている……ハズ。無料キャンペーンもやっているので是非、試してみてくださいまし。

(無料キャンペーン期間2016年2月8日17時~2月12日16時59分)

.。.:**:.。..。.:**:.。.本書の特徴.。.:**:.。..。.:**:.。.
         (当社比)

○縦書き

○見かけない(難しい)漢字 ←非漢民族の名前だと非常に「夜露死苦」的あて字が多いのでコレが出るのは大助かり

○ルビ ←上記の理由でルビ必須。もちろん「強敵と書いてともと読む」厨二病もにっこり

○目次 ←前もできたと思うけど、意識的に作れるようになった

○プレビュー済み ←前できなかったと思ったのは自分が使い方わからなかっただけかもしれないけど

 それで、ジャンの話に戻ると、唐側の記録でもラシードも、雲南の気候は「瘴気に満ちている!」とか書いているところが興味深い。

 唐軍もウリヤンカタイ軍も80%以上の兵員を失っていて、それを雲南の気候が極悪だったせいにしてるけど、嘘つけ、と言いたい。雨期に行ったことあるけど、それほどでもなかったし。…それとも、日本人だから毎年梅雨で鍛えられてるせいで平気だったのかなぁ?

←Kindle版「風の馬」もよろしく!!!

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2007年7月22日 (日)

ドラマ「楊貴妃」

楊貴妃 壱

2000年香港
監督:梁宏發
キャスト:
楊玉環…黄祖兒
玄宗…張復周
楊国忠…呉毅將
安禄山…徐錦江
高力士…呉樺

 ええーっと、これ、R指定ではないんだ?「スキャンダル」(R18)よりよっぽど濡れ場が多い…というかそっちがメインな気がするんだが、歴史物なのでOK? でも、ずっとみているとだれてくる。ま、全部一気に見るものでもないから、くすぐる程度のエロ度でいいのかな?
 普段だったら入浴シーンがあるとサービスだと騒ぐが、楊貴妃というと華清池! これの場合は浴場シーンがひとつの見せ場である(笑)。
 安禄山まであれだけ格好良いと、美形しか出てこない少女漫画みたいだ。

 2000年のドラマとは思えないくらい音声が悪くツッコミどころ満載。でも全くCGなしな所が好印象。手作り感あふれる雪狐やら日食のシーンも味とさえ思える(笑)。
 それに化粧がきれい。中国の映画だと、何というか感覚的にNGな化粧なのが多いが、香港のドラマだから我々の感性に近いのかも。
 それにしてもまずいのが玄宗役の男優。白髪のカツラをかぶっているものの、肌はつやつや皺ひとつない体は、エロじじ…もといお年を召した方には絶対見えない。不老不死のクスリの効用とでもいうのだろうか(爆)。
 寿王妃だった楊玉環を親父が横取りっていうときの、玉環の心境ってどんなだろう? 中国の人はどう解釈しているのか、と興味があったがあまりよくわからない。打算? 本当に愛? それとも何にも考えてない? でも、玄宗があれだけ元気はつらつなら好み(相性)の問題で、打算ではなさそうだ。(笑)。

続きを読む "ドラマ「楊貴妃」"

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2007年3月15日 (木)

タイムラインで年表

試しに年表作ってみました。まだワクだけだけれども。

1000~っていうのがどうにも困ってしまうが、結構きれいにできそう。
横長なんでブログにはるときつい(笑)。

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2007年3月 5日 (月)

漫画「ウイグル無頼」

ウイグル無頼Uighur_2

2003年日本
(連載1972~1973年)
横山光輝・著


 かつて、中国の西南に夜郎と呼ばれる国があった。「夜郎自大」というはなはだ不名誉な故事で有名である。
 唐の時代に編纂された地理書「元和郡県図志」によると、この地方の西北部に七曲水という大河があり、更にその北に弱水という南北およそ200km、東西およそ350kmにもおよぶ大湿地帯があったという。

 そこは、年中霧に覆われ、太陽や月の光は届かず、樹木が密生して、常に多湿で昼といわず夜といわず濡れていたという。
 その上は鳥も飛ばず、地を走る獣もいない。ただ、夏になると毒蛇が多く繁殖するだけである。

 唐代の人たちは、この周辺、そしてこの先にある、現在の雲南省にあたる地方にある河川には瘴気があるといって、非常に恐れていた。
 唐の国力が盛んであった玄宗の時代に、二度にわたり大軍を送り込んで遠征を行ったが、当時その地方を治めていた南詔という小国に敗れて二度とも全滅したのだった。
 命からがら逃げ帰った人たちの話によると、河川の上に黒々と渦を巻く瘴気が目に見えたといい、戦闘が行われる前に熱病(マラリア?)によって倒れた兵士も多かったという。

 当時の南詔は奴隷制の国家だったといわれている。
 また、大渡河の北方、金川方面に、吐蕃王家とも関わりが深い女王が治める国、東女国をおく説がある。

 そういった歴史的事実に基づき、横山光輝の書いた物語がこの「ウイグル無頼」である。
 空前絶後、未曾有の草原の大帝国、「大ウイグル帝国」の建国に関わる物語だという。

 だがその真偽は定かではない

   <完>


参考文献:
Qv
東女国があったという四川省西部の写真集。
草原…はあるけど、平原…って…。

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2006年12月31日 (日)

映画「ヘブン・アンド・アース 天地英雄」

ヘブン・アンド・アース 天地英雄Heaven

2005年中国
監督:フー・ピン
キャスト:
来栖…中井貴一
李隊長…チアン・ウェン
文殊…ヴィッキー・チャオ

西暦700年。
大唐帝国が極盛期を迎えつつある時期。
西域の仏教国を制する力を持つ奇跡の霊物をめぐる男たちの戦いと友情の物語です。

……とはっきり時代を特定しているにもかかわらず、それほど歴史的事実を忠実になぞっているわけではないようです。
(以下、激しくネタばれ)

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