2018年7月22日 (日)

「部族篇」1、3入稿しました@土西う29a

 既に数日前の話ですが、欠品していた『モンゴル史』「部族篇1」、「部族篇3」ともに入稿しました!
これでコミケにも間に合うでしょう。めでたしめでたし。

 1、3ともに、第3版なのでいつもより少なめの部数しか刷らないそうで、ご入り用の方はお早めに。なにしろ第3版とは言っても、「部族篇1」はなぜか倍以上の分厚さになってますからな!

 そして、「部族篇1」は裏表紙も新しくなっている! 2や3は版を重ねても裏表紙は同じなのに……。

部族篇1裏表紙の変遷

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第1版(ペトリ版)

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第2版

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第3版(まだないしょ……というかまだ出来ていない)

「部族篇3」は1ほどは変わってないけど、このくらいは直しましたぞ。

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直せば直すほど、直すべき箇所が出てくるる~

 これでこの夏は、また1~4一揃えで『モンゴル史』が並べられるでしょう。ほっ。

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2018年6月 1日 (金)

ドラマ「復活:エルトゥールル」日本でも放送しないかなぁー

 今はまってるテレビドラマ「復活:エルトゥールル(直訳)」。

 13世紀アナトリアで、オスマン一世の父にあたるエルトゥールルが、テンプル騎士団やモンゴル人と戦ったりする。オグズのカイ部族を率いてアナトリアに入るとかそういう辺りの話らしく、「おっ、そのオグズの話、今『部族篇1』でやってるぜ! 良いタイミング」と盛り上がってるわけ(自分だけ)。

 トルコのドラマなんで言ってることは全然わからないんだけど、半分くらいソード&アックスアクションなんで、それやら衣装やら馬乗ってるところやら見てるだけでもいいんだな。


サムネがバイジュ=ノヤンじゃん(たぶんあってる)
「私が小アジアを降したのだ!」とか言ってそう

 最近YouTubeに配信始まった第120話(!)はこれなんだけど、どうやらバイジュ=ノヤンの幕営にオゴデイ崩御の知らせが到着して、モンゴル軍がみんなで嘆き悲しむところらしい。

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主人公はこっち。バイジュ=ノヤンの本営に連れて来られたエルトゥールル

 2014年から続いている人気TVシリーズで、旧ソ連や旧ユーゴスラビアでも放送してたらしい。それも、テュルク系のアゼルバイジャンやカザフスタンだけでなくロシアとかマケドニアとかでも。日本でもやらないかなぁ? ホラ、「エルトゥールル」って名前だけはよく知られてるでしょ?

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2018年5月 8日 (火)

「部族篇1」増補改訂版できました

 こっこっこっこっこけっこー! 校正終わったぁ!
『モンゴル史』「部族篇1」の増補改訂版の校正ができましたぞ。

 どの辺が増補なのかっていうと、今までの「部族篇」へ向けての序の前に、ラシードの『集史』全体への序文……ガーザーンに捧げた序文に加えて、オルジェイトゥとの対話が入っている……を新たに訳したところが『増補』なのです。ちなみに、分量は2倍以上に増えました(にゃー)。

 増えた文の半分くらいはガーザーンを讃える文? あとの半分はオルジェイトゥを持ち上げるフダーバンダ(意味不明)?
 これ需要あんの??? と思わなくもないですが、「部族篇1」はどういうわけか、すぐなくなっちゃうので、どちらにしろ増刷はしなくちゃならなかったわけです。

 まぁ、どういう経緯で、どんな目的で『集史』全体ができあがったのかっていう説明が書かれているので、資料の性格を知る上では知っておいた方がいいかもです。
 あと、全体の目次が付いているので、「部族篇」訳し終わってもうやるべきことは終わったような顔をしている人がいるけど、そんなの『集史』全体のほんの一部だってことがバレますな(笑)。でもまぁ、漢文史料が読めないので、「チンギス=ハン紀」とか「クビライ=カァン紀」とかできる訳ない。そもそもロシア語版だって『集史』全体でなく『モンゴル史』部分しかないので、充分がんばったと思う。

 ベーシックインカムでも導入されれば、働かずにこの続きをやって暮らすのだけれど、生きているうちには間に合いそうもないですな。

 というわけで、完成記念に「ラノベのようにすらすら読める集史」シリーズも「部族篇1」をアップしました。ただし、こちらは今回増補した分は入っていません。夏まで待てないという方は、こちらをぱらぱらめくってお待ちくださいましまし。

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2018年1月23日 (火)

ハザールの「旧約的」歴史観は『集史』に影響を与えたのだろうか?

 ふぅ、ようやく『集史』の総序に当たる部分の翻訳できた。

 今かよ! おせーよ! 冬コミ間に合わなかったじゃん!……というツッコミは自分でしとくとして。

 なんか、まだ、「???」って箇所があるんだけどねぇ。とりあえずは出来た!!!

 あんまりぐだぐだやっててもしかたないんで、なんとか『モンゴル史』「部族編1」の改訂にくっつけて夏までには出したいもんだ。なぜか「部族篇1」が一番出るんだよなぁ。なんで?

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千葉県花なので(?)もう咲いてるよん

「部族編1」は、イスラム教的世界史の中に、モンゴルをどうやって位置づけるかってことでオグズ説話が出てくる章だ。

 なので、『集史』にも言及している『普遍史の変貌―ペルシア語文化圏における形成と展開―』を読み始めた。

 ところで最近、別件でハザール可汗国のことを調べていて、ハザールの可汗ヨセフがアンダルス(後ウマイヤ朝)のハスダイに出した返書をじっくり読んだ。そしたら、ヨセフが物語るハザールの位置づけが「部族篇1」に出てるオグズの位置づけによく似てるじゃあーりませんか!

 ハザールはオグズじゃないしムスリムでもないから、オグズ説話は出てこないんだけど、ハザール族の祖とされるハザールを、やはりノアの子ヤペテの曾孫の位置に入れているんだよね。オグズ(グズ)とも兄弟になってるし、よく似てるなーと思って。ひょっとして、ハザールの歴史観が『集史』に継承されているんじゃね?

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ハザールの海……ではない

 ラシードも、参考にした書物にユダヤの五書を挙げてるから、元ネタは同じなのかもしれない。そもそも、ラシードはユダヤの書物に詳しいかもしれないし。それにしても似た感じがするんだよなぁ。『王書』だと、テュルクの祖はフェリドゥーンの息子から出てるはずだから、全然ペルシャ的ではなさそう。

「普遍史」にテュルクを組み込む試みってのは、イスラム世界の世界観に先行して、ハザールのユダヤ教的世界観があったのかもしれないなー、なんて考えたりして。

『普遍史の変貌』には、その辺、書いてあるかなー? 目を皿のようにして読みますぞー。

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2017年8月 1日 (火)

映画「僕たちの家に帰ろう」

僕たちの家(うち)に帰ろう [DVD]

2014年中国
監督:李睿珺
キャスト:
アディカー…湯龍
バーテル…郭崇濤
お爺さん…白文信
お父さん…郭建民
老ラマ僧…馬興春

 裕固(ユグル)の幼い兄弟が、お爺さんの死をきっかけにお父さんが遊牧している家に帰ろう、というお話。
 最初にちょっと甘州ウィグルが西夏に滅ぼされ、現在の裕固につながっているという説明があるよ。IMDbには、言語ターキッシュって書いてあるな。現代トルコ語と同じには全然聞こえないけど、アメリカから見れば同じ括りになるんだろうか。

 原題は「家在水草豊的地方」。
 兄弟が幼い頃を家族そろって過ごした家のあった場所のような、豊かな水、草の地はあるのだろうか……と書いちゃうと、だいたい結末がわかってしまうと思うけど、予想していたより惨い結末だったよ。

 兄弟でお爺さんの所に預けられた時期に差があるので、兄弟で草原に対する知識も認識もずれているんだよね。兄(バーテル)は先に草原から離れてしまっているから、彼の草原に対する認識は昔のまま。といっっても、数年しか違わないはずなんだけどな。その勢いで草原の縮小は続いているから、最近父と一緒に暮らしていたはずの弟(アディカー)でも、戸惑うほどの変貌ぶり。

 昔、家族が幸せだった頃に遊牧していた場所を覚えていたラクダが、その場所にたどり着いても水は既に涸れ果てていて死んでしまうのは、絶望的な気分になる。
 その後、老ラマ僧に助けられるところで、少しは希望が見えたかと思ったんだが。

 結局兄弟は、放牧に行っている(?)お父さんを捜し当てる。
 めざましい発展の影で伝統的な生活が急速に失われていくのは、中国だけの話ではないもんな。日本の田舎だって、他人事じゃないくらい変わってきてる気がする。

 兄弟は日本で言えば小学生だろうけど、この歳でラクダをしっかり管理して乗り物として使っているのはすごいと思った。でもその技術も、町の暮らしでは役に立たないだろうから、彼らの代で忘れ去られていくんだろうなぁ。

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2017年7月 7日 (金)

コミケット92に参加します@日東S06a

 コミックマーケット92「群雄」当選しております。日曜日東S06a。

 今回は、私も朝早く行く所存でございます。
 いつも出遅れて、せっかく来てくれた人と会えてないという事案が発生していたようで申し訳ございません。この夏は、何とかがんばりたいです。

 とはいえ、今回は『モンゴル史』「部族篇2」の改訂版をまだやっていて、新刊にぜんぜん取りかかれてないというていたらく……。
 そして『モンゴル史』なのに突厥碑文を持ち出すという暴挙に出る始末……。だってだって、わしはモンゴルの人じゃないモン、テュルクの人だもん!モン!

 それがねぇ、「部族篇2」は見直してみると結構妙な、というか不審なところのある章でして、なかなか手強い。

 もっともクサイと思ってるのはメルキドのこの部分(「チンギス=ハン紀」で補整)。

トクタイ=ベキは戦闘中に射落とされて殺された。彼の兄弟クドゥと彼の息子たちチラウン、マヂャル、トゥスカンは四人全員で下馬してトクタイの屍を拾い上げようと欲したが、充分な時間がなかったので、大急ぎで彼の頭を取り、イルディシ河岸から逃走した。

……射其子脱脱殺之。脱脱之子大(火)都、赤剌温、馬札兒、禿薛干四人、以不能歸全屍、遂取其頭渉也兒的石河、……

 下のは『元史』巻122「巴而朮阿而忒的斤伝」からの引用です。『聖武親征録』じゃありません。直訳と言っていいほどそっくり!?

 トゥスカンは、この直前でクルトゥカン=メルゲンって書かれてるのに、ここだけトゥスカンなんだよねえ。まぁ、『集史』だから寄せ集めで別のソースなんだろうけど、実にあやしい。
 しかも、クドゥについては、トクトア(トクタイ)の息子を列挙するところにも出てくるんだけど、そこでわざわざ「彼の兄弟もまたクドゥという名であった」なんて断っていて、この部分の「彼の兄弟」っていうのはラシードが差し込んだっぽいんだよねぇ。他の信頼すべき筋からの情報でクドゥがトクトアの兄弟だと確信を持っていて、もともとは『元史』と同じようにトクトアの四人の子どもとなっていたのを書き換えたんじゃないのかな。

 ラシードは、プーラード丞相から講義を受けているから、中国の史書から引用した文章があってもおかしくはないけれど、ラシードが『元史』を見たり内容を知ったりするのは不可能なんだよね。 (『元史』の編纂は1369~1370年で、そのころラシードはとっくに刑死している)

 これってどゆこと?
 これについて解説する文があったら是非教えて欲しいのです。

 予想としては、これはウィグルの歴史書からの引用なんじゃない?ってこと。
 ウィグルにこんなに詳しい歴史書あるじゃん!テュルクものとしては、むしろそっちを見たいわ!! どっかから出て来ないかな!!!……ということなんですわ(笑)。

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2017年6月 1日 (木)

映画「ガリポリの戦い 兵士たちの人生」

「ガリポリの戦い 兵士たちの人生」トレーラー

2005年トルコ
監督:トルガ・オルネク

 これ、R指定じゃないんだね。
 再現映像部分は淡々と抑えた感じに作ってるけど、記録映像やら写真が惨たらしい。頭が半分ぶっ飛んで脳味噌出ちゃってるのとか……当然モノクロだから、大丈夫とでもいうのかな? 干からびたの、膨れ上がったの、妙な角度に曲がってるの、千切れてるのなど、当時の報道写真かねえ。百年以上前、第一次世界大戦時の写真だけど本物だから生々しいよ。
 この「ガリポリの戦い」では、すごく狭い戦場でイギリス側・トルコ側合わせて12万人を越す死者が出たんだって。文字通り足の踏み場もないくらい死体だらけで、しかも回収できないから悲惨なことになってる。

 そのなんとも厭な塹壕戦の様子が、

イギリス・ダラム州の炭坑夫ジョー・マリー
イギリス貴族で士官のガイ・ナイチンゲール
トルコの海軍士官サラハッディン・アディル
ニュージーランド出身の兵士中最も背の高いジョージ・ボリンジャー
同じく最も背の低いウォルター(ビル)・リードリー
弟ジョーを守るために志願したオーストラリア出身のオリバー・カンバーランド
ロンドン出身の絵描きエリス・サイラス
ニュージーランドの医師パーシヴァル・フェンウィク

……といった人たちの手紙や日記で淡々と綴られていく。
 オスマン帝国の識字率は5%だったとかで、トルコ側の手紙は相対的に少なくなっているせいか、ANZAC(オーストラリア・ニュー・ジーランド軍団)側からの視点が多めの感じかな。
 ムスタファ・ケマル(アタテュルク)の手紙?報告書?も彼ら普通の人たちの書いた物と同レベルでそっけなく出てくるよ。

 監督は、「テロリストのゲーム」のトルガ・オルネク。まぁこっちの方が先だけど、「テロリストのゲーム」もドキュメンタリータッチではあったよね。

シー・バトル 戦艦クイーン・エリザベスを追え! !」も英国艦隊を撃退したところがクライマックスであるかのような邦題になっているし(実際は前半のクライマックスくらいの扱い)、エンターテインメントを意識した作品ならここが見せ場になるんだろう。そこはさらっと最初の20分足らずで終わっちゃうんだよね。でもその中にも、「シー・バトル」でこのシーン見たぞ?って実写や写真があった。アレ、事実に基づいてたのか。

 そのあとがまぁ酷い。塹壕掘って数百メートル進むのに何千、何万という死者を出していく凄惨な戦いが続く。しまいには、双方からカッパドキアばりの地下道を掘ってたりして、南半球から穴掘りに来たのかと。物理的にもドロドロの戦いで気が滅入るだろうに、そんなんでもANZACの士気は高かったのかねえ。

 トルコ側はどんなに死傷者が出ようと引くわけにはいかないんだろうけど、イギリス側は「犠牲を厭わない」上陸作戦とか、「犠牲を厭わない」突撃とか、「犠牲を厭わない」……の繰り返しで、指揮官は本当によく考えて作戦立ててる? のちには、このガリポリの戦いは無謀な作戦の代名詞になるわけだが……。

 再現映像は人や人の顔があまり出て来ないので、淡々としている。それでも、塹壕に運ばれてきた食料にばんばん蠅が飛び込んでくるところなんかおえってなる。特に解説なしでもわかるぞ、それ死体から湧いた奴だろって。なんでか知らんけど、あいつら人の口めがけて跳び込んで来るんだよなあ。そりゃあ病気も流行るよ。
 映画見てるだけでもうんざりして早く終わってくれえ……と思うんだから、実際参加していた人は自棄にもなるよなあ。

 終始淡々と続くから、感情的になりにくい映画ではある。
 それでも、参加した人たちの手紙で淡々と綴るから、ずっと語っていた人の最後には感情移入してしまう。何度も見るとじんわりくる映画だね。

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2016年12月26日 (月)

コミケット91に参加します@30西ほ-10a

 あわあわあわ……とあわあわしているうちに、もう年末ですよ。2016年も今週で終わりです。

 コミケット91、群雄堂は30日(金)西地区“ほ”ブロック-10a、新刊ありますよ~。……私はないですが。
 夏の「部族篇4」で力尽きました。これで『モンゴル史』「部族篇」は全巻揃ったのでどうかお許しを。……え?「序文」はどうなったかって? あーあーあーあーあー聞こえない(ぉぃぉぃ)。

 お詫びにこんなパンフレットを作ってみましたので、当日お立ち寄りの際は、もらってやって下さいまし~。

Organa

……うん、作った。大河ドラマ便乗ネタで作りましたよ。

でもね、いまだにオルガナ?オルキナ?ウルケネ?オルクナ?どれ? と迷ってて、コピーに踏み切れず悩んでるんです。うーん、うーん。どうしたらいいのか……。


「ラノベのようにすらすら読めるシリーズ」もちっとも進んでない~る~るるる~。(←壊れた)

 何もかも中途半端で当日に臨みそうな気がしますが、何卒よろしくお願いします。

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2016年11月 9日 (水)

映画「U.G.T. カオスコード」

U.G.T. カオスコード [DVD]

2012年トルコ
監督:ジェム・ギュル
キャスト:
メテ・オズテュルク…ギョクハン・ムムジュ
メルテム…ロジダ・デミレル
マンスール…ジェマル・ヒュナル

 んー、このチープな画面のツクリは……アサイラム?(違います)
 低予算っぽさが端々ににじみ出てて、あらゆるシーンでメガシャークを思い出すんだけど、B級映画作りにマニュアルでもあるの???

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

 突然命を狙われ出したメテ大尉。妻を殺され、正体のわからない敵と戦い、傷ついたところを謎の美女メルテムに助けられる。彼女はUGTという秘密諜報組織に属しているという。このところ世界中でUGTの要員が殺される事件が起きており、それはこのところエジプトなどイスラム諸国の政権を倒し、最後の砦トルコを牛耳ろうとしている世界的規模の秘密結社の仕業だという。実は、メテの父親は……というお話し。

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

 イルミナティとかメーソンとか地震兵器とか、どうしてそういう大きな事言っちゃうかな。まぁ、そういう厨二臭も好きなんだけどさ。トルコでもこの類の陰謀論が通じるのか、と勉強にもなるしね。
 B級とわかって見る分には、なんじゃこりゃあ!そこ画面に映っちゃ駄目だろ!と笑える場面もあり(笑)。おおむね失笑なんだけど、アクション映画の迫力あるシーンはこうして作る!というメイキングを見るようなおもしろさもある(いや、本編上でバレちゃ駄目だろ)。

 あ、でも、世界を影から牛耳っている秘密結社が~っていう感じの陰謀論を本気で信じてる人にこんな事言っちゃうと怒られそうだな。そうです。これはある世界的規模の秘密結社の陰謀に挑むメテ大尉のアクション映画なのです(棒)。

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2016年9月24日 (土)

トルコの無人偵察機アンカー、実戦配備はいつ?

 アンカーはトルコのTAI(Turkish Aerospace Industries, Inc.)が開発・製造した無人航空機(UAV)。ドローンと言っても良いのかも知れないけど、このサイズだとイメージ的に「ドローン」じゃない?

Anka333s
TAIのサイトより>

 アンカ、もしくはアンカー鳥というのは民話・伝説に出てくる霊鳥で、フェニックスのようなの。ラシードも『集史』の中で、オン=ハンの本名・トオリル(トグルル)の名前の意味を「トオリルとは、(イランから見て)西の地方でアンカーといわれる大鳥と似たようなものである云々」と説明に使ってるくらいだから、イスラム世界では誰でも知っているポピュラーな神獣なんだろうね。
 去年のニュースでは「2016年に実戦配備される」ってあり、今年のニュースでは「2017年から……」ってなってる???なにそれ、遅れてるんですかね? まぁ、この手のモノだとよくある話ではあるんだけどさ。

Shinden
<「前翼機」と聞けば日本人なら誰でも思い浮かぶ震電と同じくらいの大きさかな。:wikipediaより>

尾翼が上側に付いてるけど、やっぱプレデターに似てるよねぇ。純トルコ製とはいうものの。

640pxmq1_predator
MQ-1 プレデター:wikipediaより>

サイズも同じくらい。

  アンカーA    RQ-1 プレデター

全長:8 m        8.22m
翼幅:17.3 m      14.8m
翼面積:13.6 m²     11.5m²

最大離陸重量:1600 kg 1020kg
最高速度:217 km/h   217 km/h
巡航速度:204 km/h   130–165km/h

 じゃあ何でプレデターじゃ駄目なんだろうね? トルコなんかNATO加盟国なんだからアメリカから買えばいいような気もするけど。
 もっとも、日本でも最新鋭戦闘機アメリカから買おうとしたら、機能が制限される、みたいな話なかったっけ? トルコだとイスラエルが近過ぎてあんまり見えすぎる偵察機はアメリカが売ってくれなかったりするのかもね。……いや、知らないよ? わしゃぐのたじゃないからね。
 この辺、中東地域を研究している専門家に聞いてみたいところ。

 やっぱり、実戦に使うとなればISISに対して使うんだろうなあ。それはまぁ、いいとして(他国の上空を飛ばすのか、というのも問題のような気もするが)、クルド系のゲリラにも使うんだろうなあ。トルコにそういう技術力があるっていうのは喜ばしい事なんだけど、自前で作らなきゃならないほど必要とされているって、そういう事なんだろうと思うと悩ましい。

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