2007年8月12日 (日)

分水嶺を越えていく

 お天気のお姉さんが言っていた。
「…駐車中の車内の温度は30分で50℃にもなります。少しの間だからとお子様やペットを置き去りにせず…」
それはエアコンのないわしの部屋のことぢゃあないか?
いやいや、さすがに50℃にはならないぞ。

 みんな、ありがとう!
 みんなががクールビズとやらでクーラーの温度を28℃に設定してくれたおかげで、私の部屋は38℃だ!
 いやー、本当にみんな、ありがとねっっっ! はっはっはっはっはっは…(汗)はぁ暑い。

 それにしても暑すぎる。
 パソコンも立ち上がらん…。
 こういう暑い日には、そおだっ、外出だ! 散歩だ!!

 以前、草野川の水源はどこかな、と歩いていった時、宮野木ジャンクション下でしょんぼりなくなっており、なんだか不完全燃焼でありました。
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宮野木ジャンクションの下あたり
「暗渠のフタを開けてみる」の続きですが、あまりにもしょんぼりだったので、何も書く気になれなかったものです。

 そこで、もう一つの支流の方に沿って歩いてみる事にしました。
…といってもこういう
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半分干上がった様子

ばっかりだと余計暑いので、今回は少し涼しげな写真を。

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 なお、植物は元気です。
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 地下に潜って京葉道路をくぐります。
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交通情報でいつも渋滞している穴川ジャンクションの少し北の下

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更に細くなる道

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セミの抜け殻とか

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ここで地下に潜ってしまいます。

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逆から見るといかにも谷川、この辺にわき水でもあったのか、という感じでかつて清流と呼ばれていた事も想像できるよい風景です。

 でも地下からは水の流れる音がしています。
 そこで、また地上に出ているか、湧水が寺社等のかたちで残ってないかと河の延長線上に沿っていってみると、大型ショッピングモール(ワンズモール)でした。今地図を見ながら考えると、おそらくこの辺りが頂上で、分水嶺になっていたのだと思います。

 しかし、未練たらしく更に先に行ってみると「草野神社」という小さな神社があった(草野地区だからだと思うけど)ので気をよくし、更に延長線上に歩いていくと谷川のような細い川がありました。
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看板には六方水と書かれています。でも、流れが全く逆です。

 分水嶺というと、ヒマラヤ山脈かアルタイ山脈か?くらいの感じですが、ほとんどアップダウンもないような所でもそういう場所があるとは、とちょっと感動して、六方水を遡ってみました。
 途中暗渠になって、駐車場になっている箇所を過ぎると小さいダムのような所に出ました。
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六方調整池

 そもそも、ワンズモールの辺りが長沼町といういかにも水分が多そうな地名です。
 歩いてみた印象では、木陰もなくすさまじい照り返しでひたすら暑く、土も赤土でかぱかぱだったので、水が豊かという実感がなかったのですが、調べてみるとこの一帯は、豊かな水で有名だったとのこと。

 なお、六方水は葭川(よしかわ)の上流でした(葭川の水源と言われているのは紅嶽弁財天の湧水で、別の場所)。葭川は都川に合流して、草野川同様東京湾に注ぐから、こういうのはひょっとして分水嶺とはいわないのかな?(笑)

この日は少しは歩いたかな?
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千葉都市モノレールと葭川

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2007年2月25日 (日)

暗渠のフタを開けてみる

最近、こういうのをみつけました。
(クリックするとものすごく拡大します。)
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よ、用水路?
しかし、住宅地のど真ん中に用水路っていうのも変だし。
田んぼや畑だった頃の名残なんだろうか。
それにしても上のところの突っ張り棒みたいなのはなんだ???
転落防止の何か?
それにしては、すかすかなんだけど???

と、とっても不思議だったので写真に撮ってみました。

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完全に住宅街の中です。

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植物はどこでもたくましく。

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左手の高架は、東関東自動車道です。

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高い高架が東関東自動車道、低い方は一般道です。
別なときに一般道を上がって見たら、いわば尾根に出る道でした。
どうやらこの溝、自然の川のようですよ。

あとで地図を見たら、近くに犢橋貝塚(こてはしかいづか。位置をグーグルで見てみる)まであって、由緒正しい川のようです。
地図によると、この川の名前は草野川。

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高速道路の下を流れる川…。
ミニミニ版日本橋川みたいですね。

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自然の川に一時期フタをして暗渠にしていたんですかね。
暗渠の中って、こういうふうになっているんですね。

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何かの浄水装置らしきもの。

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川幅・水量ともに増え、普通の川っぽくなってきました。

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コイも泳いでます。

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京成電鉄の線路をくぐります。
よく、昔この辺に来たことがあるという人から、
「京成の汽車から海が見えたんだよね~。」
って言われますが、さすがに埋め立て前のことは知りませんです…。

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この背後が昔の海岸線です。
海岸段丘もここで切れていて、かつてはここから東京湾に注いでいたのでしょう。

(ここからあとは、「暗渠」を騙る…いや語る。)

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